くう・ねる・話す・・・時々、読書。

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ご覧いただきありがとうございます。

 

 

冬の終わりにふさわしい

本を読みました。

と言っても、もう春が

すぐそこまで来ていますが…あせる

 

 

アジアの女性として初めて

ノーベル文学賞を受賞の

ハン・ガンさんの代表作です。

 

『すべての、白いものたちの』

 

 

 

 

 

 

著 者:ハン・ガン

翻 訳:斎藤真理子

出版社:河出書房新社

ページ数:192P

 

 

こちらの本は詩的で静謐という

表現がしっくりくるような、

繊細でデリケートな内容でした。

 

 

韓国では、白という言葉には

相対的な意味があるようで、

「ハヤン」

清潔、無垢で穢れのないもの

 

「ヒン」

死の寂しさ、侘しさ、哀しみを

たたえたもの

と、その世界観を本文の中で

表現しています。

 

例えば

・雪の清らかさ、静寂さ

・光のまばゆい輝き、美しさ

・装束、弔う哀しみ、空白感

・産着、おくるみ、無垢、純粋

・生きるという事、死にも

 両方に相通じるところ

・白いご飯のぬくもりや温かさ

 

 

 

本の装丁の中で、視覚から紙の

色を変えて白を現わしている

ところも興味深いです。

 

・質感

・触感

・微妙な色合い

 

白の違いを伝えたいという

思いが伝わってきます。

 

「白」

というテーマを通して

様々な人、物が登場します

 

読了後に心に残る章が2つ

ありました。

 

◇冬のキンと冷えた静寂な

 空気の中で、深く研ぎ

 澄まされた 「息」

 

◇新スタートを切った

 真っ只中に見つけた残骸

 「ドア"301”」

 

読み手にとってもその時々

の場面で、感じるものがある

ように、読むたびに受け取る

白がちがうかもしれません…

   

 

初めて読んだハン・ガンさん

でしたが、作風がそれぞれに

異なる様です。

 

次はノーベル文学賞受賞作品

を読む予定です。

 

最後まで読んでいただき

ありがとうございます。

 

 

読んでいただいた皆様に…

満ち足りた時間が少しでも

多く、感じることが出来ます

ように。