ドイツ式フットケアサロン
足のお悩み専門 足足(あしたす)の
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先日から何度か登場している、
高校時代の倫理の先生に会いに
北海道北見市へ行ってきました。
先生と約束の夕方まで時間があったんで
流氷を見に網走へ。
土地柄なんでしょうが、
北海道って、飛行機の到着が遅れると
バスの出発時刻もずらしてくれるという
そういう臨機応変な時間の使い方に
ナマモノのような、なんというのか
"流れている時間"というものを感じました。
今回、流氷は流れてこなかったんですが、
船の上から見る
あまりにも、あまりにも美しく、青い
空と海。と、知床連山。
小学生の頃から地図帳
でしか見たことのない
知床半島とか、オホーツク海とかって
あるのか、ないのかわからないというか、
(あるわ)
自分の人生にまったく、
一生、関係なさそうな”地図帳で見た文字” 、
という印象しかない場所へ来て、
目の前でその景色を見ていると
「来れるんやなぁ。こんなに簡単に」
と感慨深いものがありました。
昔、小学校のときも大好きだった先生が
釧路へ引っ越すというときに地図帳で見て、
こんなとこ一生行けない場所じゃないか、と
今生の別れのように泣いたし
(その10年後、高校の修学旅行で道央へ)
中学生の頃は、ヨーロッパなんて
一般人には一生行けない
憧れの場所だと思っていたし
(その7年後、大学生のときにイタリアとフランスへ)
マチュピチュを知ったときも
一生行けない夢の国だと思ってけど、
(1年後、マチュピチュで発熱。
ナスカの地上絵の上でセスナ機酔い)
そうやった、乗り物に乗れる身体があれば
自分が「一生無理だ」と思っていた場所に、
そっか、たどり着いてきたやん、と
思うのでした。
健康な身体があれば
"行きたい場所"へ行くことなんてのは、
簡単なことで
もし、旅行ということ以外でも
やりたいことに近づくのに、
"行きたい場所"が既に決まっている場合は
まずは、そこへ行ってみる、という
この簡単なスタートを切るだけで、
とにかく始めることができるなんて
なんて簡単なことなんだろう、と
これからの未来をワクワクするのと同時に
健康な身体を有り難く思うのでした。
北見という地名はアイヌ語で
「野の果て」という意味があるそうですが
今回、そんな野の果てに
大好きな先生がいることを知らなければ、
会いに行くことをしていなければ、
"とにかく行動！" と、少し前から
やたらと自分の中に起きている
今年のテーマの本当の意味に
たどり着いていなかったと思います。
先生に会いに行くことで、
人生で大切なものを学ぶことができました。
高校時代、先生の貴重な教員時代に
受け持ってもらえることができたから、
大学で、教職課程を諦めなかったから、
教育実習で、先生を訪ねて
「牧師さんになったらしいよ」と
聞いたから、
素敵な家族や友人に恵まれたから、
この仕事を始めて、いろんな人に
支えられ、学ばせてもらって
生きていると知ったから、
10年ぶりにノートを見るきっかけに
恵まれたから、
そして。
25年前と変わらず
先生がどんな私も受け入れてくれたから。
いろんなことが繋がっていて、
あぁ、このノートを捨てられなかったのは
私の人生に大きな影響を与えるからだったのか、
と思いました。
大人になってから初めて話した先生は、
授業で感じる不思議な大人という印象と
変わらずとてもおもしろくて素敵な大人でした。
25年たって、先生、どこだろう？と
探されて、
こんなに遠くにいても会いに行きたいと
思わせる先生って、すごいなぁ。
先生との思い出日記は、
また別で書きたいと思います。
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