そうだ、僕は大道具さんになりたかったんだ。 | マジシャン♠︎もやしくん公式ブログ『モヤシライフハック!』

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そうだ、僕は大道具さんになりたかったんだ。

ふと思い出した。

何でこれまで思い出さなかったんだろうと疑問を感じるくらい、富田少年はこの夢を強く描いていた。

ブログを書き始めて6年半以上の月日が流れた。ブログ内を「大道具」で検索しても一件もヒットしない。

そうか、こうして大人は夢を忘れてしまうのか。"夢を忘れる"ということの意味が分かった気がした。





富田少年はテレビが好きだった。学校へ行く前も、学校から帰ってきてからも、家にいるときはテレビの前から離れなかった。

特に好きだったのはバラエティ番組だ。志村けんのバカ殿様は特にお気に入りだった。ドリフターズのコントを観た記憶も残っている。Mr.ビーンのビデオは擦り切れるほどに繰り返し観た。

笑うことが大好きな少年だったのだ。





学校でも友達を楽しませることが好きだった。ちょっかいを出しすぎて呆れられたこともあった。

授業中に後ろを振り返って笑わせたり、絵を描いてあげたり、先生に向かって突然マジックを披露したり。





カッターナイフのようにカチカチと指を滑らせると出てくる消しゴムがあった。カッターナイフのような形をしていて、刃のように細い消しゴムが入っている。

他人と違ったものを持つことが好きな富田少年は、文具コーナーでこの消しゴムを見つけて迷いなく購入した。(お財布の中身と多少の相談はしたかもしれない)

授業中に本物のカッターナイフで、この消しゴムをカッターの刃の形に加工した。美術5の少年には簡単な作業だった。

この消しゴム製カッターを友達に向けてカチカチと突き出して驚かせた。友達がビックリしているところで、「消しゴムなんだよ」と種明かしをした。

カッターの刃のように細かく折れる細工もしていたので、イタズラした後にはそれを折ってみせた。そこで「凄い!」と言ってもらえるのが嬉しかった。みんなの表情を変えることが少年の楽しみだったのだ。

折れた消しゴム製の刃は消しゴムとして使えない小ささなので、それを友達に投げて遊んだ。

案の定、少年は先生に怒られることになる。

「親からもらったお小遣いで買ったんでしょ? 無駄遣いしちゃいけないよ」と先生は優しく言った。

少年には想定外の言葉だった。自分のものづくり欲を満たし、まわりの友達を盛り上げ、それが善行だと思っていたのだ。





とにかくものづくりが大好きだった。

大好きなマジックの道具も自作した。100均で買える材料と、タダで手に入るお菓子の箱やティッシュの箱を多用した。





これほどまでに好きだったのに、なぜ忘れてしまったのだろう。

「大道具さんになる!」とあれほど口にしていたのに、なぜ忘れてしまったのだろう。

その理由をダラダラと述べてもつまらない。





いま僕は思い出したのだ。

大道具さんになりたかったんだということを。





それでいいじゃないか。

僕は大道具を作るのだ。

「平成のドリフターズを作るんだ!」と目を輝かせていた富田少年がいまここにいる。









ではでは、アイラブユーぜよ!ζ( ̄l_ ̄ §ζ

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