一週間前、おじいちゃんが亡くなりました。栃木へ帰り、おじいちゃんを見送ってきました。
桜の綺麗な一日でした。
天気も良くて、桜吹雪が溢れんばかりに。
いろんな料理を食べました。年配の方が多く、20代は僕と姉と従兄弟の4人だけでした。余った料理が大量に僕等の元へ回ってきました。お腹がいっぱいになりました。
小学生の従兄弟も2人います。前に会った時は赤ちゃんだったのに、すっかり大きくなっていて驚きました。じゃがいもの芽並みの成長スピードです。
小学生の従兄弟たちは王冠集めをしていました。僕も子供の頃によくやっていました。コレクションしたくなる素敵な形なのでしょう。だから子供たちは無条件に惹かれるのでしょう。普段は飲まない瓶のドリンクに新鮮さを感じるのかもしれません。
青少年活動、俳句、農業等に深く携わってきた僕のおじいちゃん。無口な人でしたので、じっくりと話したことは皆無に等しいです。国際交流にも力を入れていたようで、中国や北朝鮮へも何度か訪れていたようです。このような話は、ほとんど父や母からから聞いたものです。
本当に様々なことをしていたようで、Google先生がいろいろ教えてくれました。
★ここには略歴が
★祖父に俳句を習っていた方のブログ
★二・二六事件余話
告別式会場には、俳優の菅原文太さん、監督の山田洋次さん(男はつらいよ/武士の一分)、中曽根元総理等と一緒に写った写真がありました。また、青年館で天皇陛下を先導している写真も。告別式には栃木市長も参列しており、人望のあつい人であることが伝わってきました。
おじいちゃんのことは恥ずかしながらほとんど知りませんでした。
今回栃木へ帰り、おじいちゃんの文章に目を通しました。そこで新たに知ったことがあります。
僕のおじいちゃんは、本気で平和を願う人でした。
こちらのブログにおじいちゃんの文章が掲載されていました。以下、僕の心にすっぽりと収まった文章です。
世界は各地で武器と武器で一戦を交え、混乱と紛争の最中にある。これを克服する途は、憲法九条の思想を全世界に拡大する以外にない。それは困難な道ではあるが、人類が生き残る唯一の道でもある。
僕のおじいちゃんがこんなに熱い心を持った人物であることを知りませんでした。こうして知ることができて本当に良かったです。
僕も憲法九条は素晴らしいものだと思っています。武力に武力で立ち向かっても、血が流れるだけです。僕が尊敬する坂本龍馬は、大政奉還を成し遂げました。力ではなく、心で、です。
これからの平和な世界に向けて、僕たちがすべきこと。それは、"奪い合い"ではなく、"分け合い"ではないでしょうか。"仕返し"ではなく、"許し"ではないでしょうか。
僕はそう信じています。
僕のおじいちゃんは、今まで出会った人たちの中で最も尊敬できる人です。熱い心を持ち、それを行動で示してきました。
おじいちゃんの身体は、とても細くなっていました。おじいちゃんを見つめる父の姿が印象に残っています。この日の父は、今までで一番小さく、弱く、優しく見えました。僕のおじいちゃんは、父にとって偉大な父であったことでしょう。
おじいちゃんは、現在、お墓に眠っています。きっと、ずっと、世界の平和を願っていることでしょう。
これからは僕が動く番です。僕が動きます。限られた人生の中で、できる限りのことをしていきます。まだまだよちよち歩きの僕ですが、必ずや大きく動いてみせます。おじいちゃんがゆっくり休めるような、そんな世界をつくりたいです。
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ではでは、アイラブユーぜよ!ζ( ̄l_ ̄ §ζ
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★富田健斗を詳しく
長々と読んでいただきありがとうございました(OvO) 愛しています。