7月31日の朝 7時半頃 やっとゆっくり眠りについた。
30日の夜10時頃に 強めのてんかん発作。
落ち着いて、横になれるまで1時間かかった。
いつもの発作とは違うなぁ、、、、と思いながら、見守った。発作が起きる度に盲目に近づき、もう 今週の初めには完全全盲となってしまった。勘もきかないほどで、歩き出すことも難しくなってた。
耳は、もう去年から全くで、振動と勘で察知していた。
23時頃、トンちゃんがなんとなーく 私を見ている。ただしくは 私がいる方を見ている。
発作がおさまり、とても穏やか。水飲んだり、横になったり、くつろいでいる。
つい3日前に普段は買わない 犬用ビスケットを買った。
なんか、もう、いいんじゃないか?て思って。
そろそろのような気がして。あれがダメ、これがダメの時期はもう終わったんじゃないか、と。
大袋で購入。たくさん入ってる。ワガママ全開の大袋。まだ、行かないで!という切望の、だ。
呼吸も落ち着いていたので ゆっくり 食べなよ、と 1枚。
ゆっくり パキッと噛んで、また噛んで、また噛んで、ゆっくり味わっている。
いつもなら 1秒で食べ終わるビスケット。
5秒は味わったんじゃなかろうか。
食べ終わり、私がいる方向に手をやる。もっと!
じゃ、あと1枚ね、と追加。
パキッ、、、、パキッ。食べ終わり、ニコッと笑う。
そして、横になり、いびきをかいて寝始めた。
24時頃、再度発作。今月の半ばまでは発作時に 泣くので すぐ対応出来てたんだけど、それ以降は、静かに発作が出て、静かに苦しむようになってて。
なので、隣の部屋にいる私は常に無音でいる。
すぐ、気付けるように。
カタカタカタカタカタともがいてる音が聞こえ、すぐトンちゃんの元に。
やっぱり、いつもの発作と違う、、、、、前の発作からもまだ2時間しか経ってない。何が違うかわからないけど、なんかが違う。
呼吸が穏やかになるまで見守り、母を起こし、座薬を頼んだ。ひどい発作時の座薬。今まで使うことなく いざと言う時の薬。
寝ていた母は、そう、、、、わかった。、、、わかった。と、座薬を持ってトンちゃんの元へ。
発作に疲れたトンちゃん。拒否なく 体を委ねてくれる。落ち着いて 横になるまでやはり1時間かかり、1時過ぎ 付いていた母が今 寝たから あんたも寝な。明日仕事だし、寝な。と。
1時半過ぎ 様子を見に行くと起きており、ゲージの中をぐるぐる歩き回っている。
ゲージを噛みながら歩き回っている。初めて見る光景。その顔は、知らないトンちゃんというか、初めて見るというか、性格が変わってしまったような感じにすら見えた。
時折、撫でてみるも、今 それどころじゃない!!という感じ。我関せずでひたすら歩き回って、呼吸荒く、ゲージに噛み付いている。
もう耳も完全に機能してないのがわかる。振動に気付かない。
ただ、ひたすら、暗く無音の中で何かと戦っている。
人相というか犬相がもう完全に知らないこ。
3回目の発作。激しく頭を振り回しながら もだえ苦しむ。しっかりおさまることなく 次の発作が始まる。
5回目の発作は2時半過ぎ。1時間に3回も。
もう、、、もう、、、もう 、、、、、、3時まで見守り、どんどん激しくなってく発作。
母を起こさないと一生 恨まれるな、、、と思い
寝室へいき、たぶん、そう長くないと思う。早朝かそれぐらい。出来れば夜明け前に逝かせてあげたいけど、、、、覚悟して。と告げた。
母と一緒に4時半まで看取る。
夜勤入りなので、看取りきるのは諦め、先に休ませてもらった。
7時半頃、トンちゃん やっと しっかり寝たから、、、凄く静かに。けいれんもなく、ほんと静かに。と 母が寝ている私に告げた。
飛び起き、トンちゃんの元へ。
撫でると動かないけど、まだあたたかい。
やっと、やっと、眠れたんだ。やっと。やっと。
続く。