美貌の「諏訪根自子」というヴァイオリニストがいた事を知りませんでした。
ただこの人のヴァイオリニストの演奏の中身を詳しく書かれていると思いきや、その生きた時代背景も詳しく書かれてあり本当に為になりました。
何か今のコロナとだぶります。
諏訪根自子はヨーロッパに渡り研鑽を積みながら演奏活動もする訳ですが戦争にも巻き込まれていくのです。
そのヨーロッパの戦争の時も生の演奏を聴きたいと思う人々は大勢いたのですね〜。
日本の終戦の次の年にまだまだ荒れ放題の日本に帰国し人々は諏訪根自子のヴァイオリンを聴きたいと超満員のお客様の中での演奏だったそうです。
コロナ禍の中私も7か月ぶりにホールに足を運んでみて、生の物に触れる事は如何に人の心を満たしてくれる存在であるかを改めて知ったのでした。
とても良い本に出会えて良かったです

この世の中意味のない事はないという教えがありますが、コロナ禍から色々と考えさせられる事がありますね。