10/24(土)、結局諸々ありまして東京国際映画祭に出品されている「百日告別」(邦題:百日草)を観ることができました! (Tさん、どうもありがとうございました!)
一般の人が見てもつらくて苦しい映画なのに、現実に大切な人を亡くした人が見たらもっと身に沁みてつらい映画じゃないだろうか、と思いました。が、また主人公達が歩き出していく姿を見て、勇気をもらえて救われる映画じゃないかな、とも感じました。そういう悲劇は起きてほしくないけど年とともに自分も経験しうるであろう出来事。心の準備をするための映画ともいえるのではないか、と見終えて思いました。
法要の日数(初七日、五七、七七、百日)の意味…深いです。その解説が入るたび、観ている我々も一息つけて一歩前へ進んでいく感じ。
ショパン エチュード op.25 No.1 (A flat major)がたまらなく沁みます。石頭と同じで今後この曲を聴くと、この映画を思い出しそう。
映画上映後、Q&Aで林書宇(トム・リン)監督と石頭が登場。
林嘉欣(カリーナ・ラム)も来日してほしかったぁ。
30分ほどのQ&A。
冒頭、2012年に監督の奥様が亡くなられ、その経験ももとに作品が作られたという話には司会者の方も言葉をつまらせていた様子(…のように見えた)。私も内容と重なって目頭が思わず熱くなってしまったんだけど。
最初の自己紹介はお二人とも日本語で。
・(石頭)石頭は、出演のオファーが来た時、内容が内容なだけに緊張したが、林書宇監督の「九降風」(九月に降る風)、「星空」(これには既に石頭も先生役で出演)は好きな作品であること、そして五月天の「如煙」のMVも撮ってくれたこともある。そしてなにより人を感動させる作品をつくることができる監督なので何があっても引き受けようと思った。お互いに信頼しあってよい作品ができた。
・(林監督)主人公を2人にしたのは悲しみの出口を見つける方法が自分が体験した以外の可能性を見つけたい、表現したいと思ったから。たとえば、どちらが先に出口を見つけることができるか、とか。
・(石頭)2人が主役だが、だいたいストーリーにそって撮っていた。
石頭の場合は、最初の頃のシーンは最後に集中して撮っていた。
(カリーナは香港に住んでいるので撮影する時はロケ地などの都合もあるので集中的に撮っていた…というようなことを言っていたかな?影した順番を細かく監督が説明してましたww)
・(石頭)ショパンの曲に対する印象がこの映画を撮る前と後で変わってしまった。
ショパンを車で聴きながら撮影に通っていたので、今でもこのショパンを聴くと役になってしまってとても悲しい気持ちになる。
・おもしろかったのが、石頭がずっとギブスをつけて演技をしていたのを指摘した質問。
私も質問した方と同じように気持ちが落ち着いていくのと同時にギブスも外れるんじゃないかとか、だんだんギブスが細く(軽め?)になってきてる?と疑ってみていたりしてました。
(石頭)途中、もう自分の腕を治したくないと思って、ギブスを外して、自分でもう一度骨折するシーンを撮った。(→実際にはこのシーンはカットされているので新たな石頭の役の心情が垣間見えて面白かったです)ギブスは演技をする上で役にたった。ギブスを付けている時は、映画の役である、という風に入り込めた。(役を忘れない)
・台湾で上映された際、かなりの反響があった。映画のFacebookにも自分の体験を書きこんでくれる人も。皆さんも想うことがあればfacebookに書き込んでください、とのことでした。
そして監督からは、先月御主人をなくされて100日法要をしている女性からの長い手紙をもらった話がありました。映画を観てくれた勇気にも感謝したいし、孤独じゃないということを感じたと言ってくれたのでよかった、と。
昨日のQ&A、サイン会の時の画像が「百日告別」のFacebook上にあがっていました。
【百日告別】今日下午東京影展放映座無虛席,映後Q&A座談反應超熱烈!!!石頭男人味魅力無法擋,櫻花妹爭先一睹風采~~#你走了以後我一個人的旅程#百日告別ZinniaFlower│感動熱映中
Posted by 百日告別 on 2015年10月24日 こちらは、通訳をされた水野衛子先生のブログ。通訳がすっごくスムーズで聴きやすいと思ったら、「サンザシの樹の下で」「初恋のきた道」などの日本語字幕をご担当されていた方だったんですね…
http://dianying.at.webry.info/201510/article_5.html VIDEO 「KANO」の監督、馬志翔も林嘉欣の旦那さん役で出演。
沖縄も出てくるし、古谷実の「稲作 スーパーリミックスベスト」も登場(映画内では「僕の健康」という話のストーリーが出てきます)。読んでみたくて中古で買っちゃいました。
水曜日に今度は新宿で観る予定。もう一度かみしめてじっくり見てきたいと思います。
撮影OKでしたので六本木会場とQ&A時の写真を…
オープンスペースでサイン会もあったのですが間に合わず。サインして写真撮影しているところを前列でじっと眺めていました…
↓映画のポスターを見つけた時は嬉しかったです。
最後は石頭、手を振りながら日本語で「また!じゃあね~」と言ってくれて去っていきました!!
その時の動画はコチラ。期間限定で公開します。iPhone 6s Plusでの初4K動画。4KなのでPCだと対応ソフトではないと観ることできないかもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=-14OgC2Dziw&feature=youtu.be