みなさん、こんにちは。
 
ぼくは英語が苦手だから、英語なし受験をしたい!
 
そんなことを考える事はありませんか?
 
上の添付画像を確認してみて下さい。
 
そして
 
画像上部の、科目名を確認してみて下さい。
 
はい、
 
そうなんです。
 
この添付画像は
 
小論文の問題になるんです。
 
みなさんが、どこかの大学を目指そうと思ったとき
 
試験科目に「小論文」と出ている事があると思います。
 
そのときに、ついつい、高校入試の作文のようなものをイメージしてしまうと思うんですよね。
 
赤本を見ている子なら、良いんですけど。
 
高1、高2では、まだ赤本も手元にはない子も多いでしょうし
 
私の所属するような個別指導塾の場合は、高校入試専門の先生が、大学入試も対応するというスタンスで指導しているケースが少なくはないですので
 
先生自体も小論文=高校入試の作文、小論文 のようなイメージをしている方が多いのも事実です。
 
上で確認していただいたように小論文とは言いますが
 
事実上、英語な事もあるんですよ。
 
気を付けてください。
 
同じ群馬県内の群馬県民健康科学大、推薦入試を受験しようとして、試験科目に小論文とあるから
 
小論文対策の塾を探そう!!となってくると、そこに英語が出てきてしまうんです。
 
すると詰みになってしまうんです。
 
HPで公開されている問題に解答がついていないケースもありましたよ。
 
大学入試の小論文(英語)を、解答無しで解ける講師。
 
なかなかレアじゃないでしょうか?
 
今日のブログの趣旨はそこなんです。
 
小論文だと、思っていたら、実は英語でした!という事にならないように気を付けてください。近所の大学でも、こういう事が起きてますからね。ほんとに注意が必要ですよ。
 
☆☆☆
 
最近、ネットで受験関係の事を調べていると、すぐに総合選抜型入試の専門塾みたいなネット広告が出てきます。
 
私のような塾の先生のスマホにもそういう宣伝はたくさん出てきます。
 
私自身、年齢的に親世代になるわけですので、そういうネットチラシが私のスマホに出てきてしまうわけですが
 
私のような受験マニアの目から見ると、半分はガチな塾。半分は怪しいなと感じています。
 
塾の先生をやっていると、多くの塾の先生の知り合いがいます。10人20人ではないんです。それこそ多くの方と関わってきました。
 
知り合いの塾の先生にも小論文を指導する先生はいらっしゃいます。
 
そんな私から見て、総合型選抜対応の塾、それに向けての小論文対策塾についての注意点を話してみますね。
 
 
 
塾といえば、
 
英語、数学 あたりが主要教科になりますよね。
 
ほとんどの塾がそこを主力にして勝負をかけてきます。
 
すると、そこは競争が激化するんです。
 
これを、ビジネスの世界では「レッドオーシャン」っていうんです。
 
競合とバチバチのバトルをしながら、戦う世界です。
 
すると、塾の先生は、出来る限り競合のない世界で戦おう!と思い、独自性を出そうとするんです。
 
うちの場合は「大学生を使わない個別指導」
 
そして、「教室長が猛勉強をして、英検1級、通訳資格までを取得し、他塾講師との学力差を出す」を武器にして
 
競合のいない世界で塾の仕事をしています。
 
英検1級の講師の個別指導を受講しようと思った場合、普通はプロ講師割り増しなどのオプションを付けなければ受講は出来ませんよね。それを割り増し無しの通常の授業料、大学生アルバイトに受けるサービスと同額という破格の授業料で受講が出来るようにして、うちの教室は毎年春に一気に座席が埋まっていくんです。
 
そういう競合のいない世界を「ブルーオーシャン」っていうんです。
 
対戦相手のいない世界で、ひとりでゆるやかに戦える世界になります。
 
英語にも数学にも自信がない場合
 
自信がないとまではいかないとしても、近隣に同じようなサービスを、より高いレベルでやっている塾が存在してしまったら
 
どうやって戦いますか?
 
そうなると、みんな独自の戦略を考えるんです。
 
たとえば
 
「心理カウンセラーのいる教室」とかね。
 
ちなみに私、スズキも実は心理学を勉強していて、民間の心理カウンセラーの資格を保有しています。
 
そこで勝負をする気はないので、ブログで話したことはありませんが、実は心理カウンセラーなのです。
 
そこで選ばれる独自の戦略は
 
ネット宣伝によく登場する
 
総合選抜
 
小論文
 
講師の学力不足が即座にはバレにくいです。
 
英語数学のように答えがありませんからね。
 
ネットの総合型選抜専門塾のチラシを読んでいると
 
凄いなぁと思う塾もある反面、英数は苦手なんだろうなと正直思ってしまう事もあるのも事実です。
 
ただ、本当に小論文が強い!!先生も絶対いますよね。
 
じゃあ、小論文をきちんと指導を受けたいという場合、どうしたらよいかと言いますと
 
まず大前提として、
 
担当講師が小論文を使って大学入試を戦っている事。そして、慶応など難関大学の一般入試を小論文で突破している事を条件にして、まずは見極めてみて下さい。(英語数学とは違って、講師の実力を判断するのが難しいから学歴を利用するイメージです。)
 
たとえば、講師が指定校推薦で小論文でクリアしたとしても、指定校推薦の場合は99%合格になりますので、それで小論文を使って、大学入試の経験があるというのは無理があると思います。
 
自身の受験経験としても、指導経験という観点から見ても、指定校推薦の受験経験、指導経験は、参考外としたほうが良いでしょう。
 
一般入試だったら不合格の可能性が大いにあります。
 
学力レベルと語彙力には相関があると感じていますので、担当の講師の学歴が一定のレベルではない場合、語彙力が小論文の講師としては貧困であるリスクがあります。ただ、これは私の主観です。
 
これはひとつの可能性の話をしているだけですので、絶対視をしない下さい。
 
また、英語力が受験生時代と比較し、格段にパワーアップする事はあっても、小論文ってのは科目の性質上、そうでもないと思うんですよね。
 
英検やTOEICのような判断基準がない以上、学歴がその判断基準のひとつになるかなと思います。
 
学歴以外の判断基準として
 
小論文の場合は、体験学習で、担当予定の講師に対して、お題を渡し、小論文を書いてもらうと良いです。
 
その書かれた小論文を、学校の先生や、他の添削サービスにチェックを依頼し、満点かそれに近い答案であると評価されたら、そこで指導を受けると良いかと思います。
 
たとえば、私が英作文を指導する際、私が書いた英検準1級のモデルアンサーを生徒にお渡ししています。
 
小論文の場合も、そうしてもらった方が良いですよ。という提案です。
 
だって、みなさんの未来がかかってるんですからね。それくらいしないとダメですよ。
 
リスクも考えないとダメだという話です。
 
まずは疑って下さい。まずは。
 
そうしないと、ろくに小論文が書けない講師の指導を受ける事になるリスクが高くなりますからね。
 
実力のある先生なら、むしろ実力を魅せるチャンスニコニコですよね。
 
実際に
 
他塾からの移籍で「今まで他塾では、小論文を見てもらってました」という話を聞き、
 
どんな授業を受けてましたか?と質問をすると
 
「講師が、自分が書いた文章を見て、そこから連想される背景知識を話してくれるんですけど、背景知識と言うか、先生の見聞録だったり、雑談っぽくて、結局辞めちゃいました」というケースもありました。
 
その先生が言うには、小論文には背景知識が必要だから、その知識を授業で伝えていくという事だったらしいです。
 
それが雑談という結果になってしまったという悪い例なのかもしれませんね。
 
小論文の書き方自体は、教われなかったそうです。
 
質問しても、質問に対する答えが返ってこないとも言ってました。
 
そして、何よりも
 
小論文とは言いつつも、実際は英語が問われてしまうケースもあるんです。
 
たとえば群馬大学医学部医学科の小論文
 
英語、めっちゃ難しいですからね。
 
語注だけで1ページまるまるあったりします。
 
英検1級の私でも苦労します。
 
小論文対策で通ってみたら、講師の英語力が英検2級レベルで詰んでしまった。
 
笑えない失敗になりますけど、普通にありえると思います。
 
実は結構大変なんだよ!という事を事前に知っておいてもらえたらと思って、今日はこんなブログを書かせてもらいました。
 
参考になればなによりです!