湘南三線のど自慢大会② | 唄う♪足心道セラピスト♪~生理痛・PMS・野口整体・沖縄唄三線~

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足心道、沖縄唄三線、野口整体、日々の徒然。。。



浜辺の烏はなにを想う・・・


縁が結んだ、ままならない恋路

例え、海が隔てていても

この想いを伝えておくれ・・・



足揉みと唄と三線と日々の◎-浜辺の烏



沖縄民謡「あやぐ」より


鳴かん烏の声聞けば

生まりらん先からの縁がやたら

イラヨイマーヌヨ

縁がやたら

エンヤラスーリ


(鳴かない烏の鳴き声を聞いたので、生まれる前から(あの人との)縁があったのだろうか…)


沖縄民謡「夜啼き鳥」より


ままならん恋路

踏み迷って泣ちゅる

胸内の痛さ 他所の知ゆみ


はぐり啼き飛ぶる

夜烏の啼き声

淋しさやともに語て忘ら

(自由にならない恋路 踏み迷って泣いている この胸の痛みを誰も知らないだろう…)
(はぐれて鳴き飛ぶ夜烏の鳴き声がする 淋しさを私と一緒に語って忘れよう…)



沖縄民謡「白雲節」より


白雲の如に見ゆるあの島に

飛び渡ってみぶさ

羽の有とて


我が思る里や

白雲の如に見ゆるあの島の

なひんあがた


例え、渡海ゆ隔み

離りやい居てぃん

白雲に乗せて 思い知らさ

(白雲のように見えるあの島に飛び渡ってみたい 羽があったなら…)
(私が思うあの人は白雲のように見えるあの島のもっと向こう…)
(例え、海が隔てて離れていても、白雲に乗せて思いを知らせよう…)


足揉みと唄と三線と日々の◎-白雲



これらは、今大会でわたしが歌わせていただく唄たちです。

沖縄民謡は唄だけ聴いていると
何を言っているのか、ほとんどわからないと思います。

けれど、歌詞をみると…。

短い歌詞の中に、
様々な情景や思いが歌われています。

歌詞の意味が理解できてから聴くと
また、味わい深いものです。

唄三線好き、沖縄好きの方、
3月4日の三線の日は江ノ島へGO走る人アップ

詳細はこちら
★湘南三線のど自慢大会
★湘南三線のど自慢新聞

沖縄民謡の歌詞の意味を調べるのによく参考にさせていただている
★「たるーの島唄まじめな研究」さんより
白雲節のコメントが素晴らしかったので…

「沖縄民謡、琉歌はスケールが大きい。
この白雲節のように羽があったら好きなあの人のところまで飛んで毎晩彼女のところに通うという。
このスケールは大和の民謡にもあまりみられない。
CGで描かれる映画のシーンのように想像力をかきたてる。
いまなら携帯電話でどれだけ離れた人とも会話できるが、
それもままならぬ時代に、白雲に言葉を乗せて伝えるという。
自由という言葉が何回も出てくるのは近代に作られた証拠かもしれない。
沖縄の人々はロマンチストである。
海や山や緑や雲や星でさえ日常の歌に折り込まれる。
そして自分の思慕を豊かに描く。」