Sepia Wind deux

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日常、写真、動画、受験

『広隆寺』のあとは、再び嵐電に乗り『車折(くるまざき)神社』へ。

 

前にも軽く紹介しましたけどこの『車折神社』の中に『清少納言社』があります

『車折神社』自体の祭神が清原氏(清原頼業)なので、同族の縁もあってここに境内社が作られたという話

OLYMPUS OM-D E-M1 MarkII  M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II

 

前回も書きましたが嵐電。

かなり昔ですが、『嵐電嵯峨駅』の写真を見たことがあって。

青空に白い雲の夏の日の写真でしたか。

ホームで待つ女子高生がひとりという構図でしたが、おそろしく風情がある一枚で、以来嵐電は常に私の心の中に引っ掛かる存在でした。

 

文治5年(1189年)に清原頼業が亡くなると、清原家の領地であった現在地に頼業の廟が設けられ、後に頼業の院号にちなんで宝寿院という寺院が建立され

 

その後、宝寿院は清原家の菩提寺となり、その境内に頼業を祀る社が建てられ、それが『車折神社』の起源という話

 

京都にあるいろんな神社同様に、ここにも摂社や末社のような社がいくつもありました

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とはいえ、やはり京都の人気スポットというとまずは東山ですからね。

私も『清水寺』から産寧坂、二年坂、ねねの道、祇園白川、岡崎みたいなルート巡りが先行しており・・・。

同時に、『祇園祭』や二条城付近、百万遍から出町界隈等学生時代の思い出の場所がメインになってしまい。

 

たぶんこのあたりが本殿

 

 

清めの社

OLYMPUS OM-D E-M1 MarkII  M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II

 

ようやく昨年から今年にかけて、『貴船神社』、『下鴨神社』、『石清水八幡宮』と走井餅、『今宮神社』とあぶり餅等、かなり以前から行ってみたかった場所を訪問できました。

それでも個人的には洛西や南方面は、行ってみたいけれど未開拓という場所も多く・・・。

 

『芸能神社』。『車折神社』のなかでは最も有名な境内社

 

手水社

 

『芸能神社』の玉垣には有名な芸能人が奉納したと思われるものも多かったですね

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洛西でいうと学生時代はバイクで162号線を北上することも多かったので、『金閣寺』や『龍安寺』、『仁和寺』の前の道はけっこう馴染んでいたんですが、まだ中に入ったことのない寺社も多く。

同時に嵐電沿いにも未開拓の寺社が多かったので、今回はその嵐電沿いの寺社を廻ってみたというわけ。

 

『清少納言社』です

才色兼備のご利益があるとのことで、お守りも売ってるんですね(笑)

 

『車折神社』の祭神、清原頼業は12世紀の平清盛とほぼ同世代ですから、清少納言(966頃-1025頃)の方が全然時代は遡ることになりますね

 

OLYMPUS OM-D E-M1 MarkII  M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO II

 

というか今回選んだ、『広隆寺』は『更級日記』絡み、『車折神社』は清少納言絡みということで、まあ大河ドラマの影響があったことは否めませんね💦

私、正直今年の大河ドラマはその内容について納得しかねる部分もあるんですけど、でも今年あの話をやってくれなければ『更級日記』を読むこともなかっただろうし、この『清少納言社』の存在にも気づくことがなかったでしょうし・・・(´・ω・`)

 

こっちが裏参道らしいです。少しだけ電車が見えますね

 

 

右が『嵐山』方面、左が『四条大宮』方面のホーム

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そんなことを考えると、やはり『大河ドラマ』には感謝しなければ・・・、とは考えておりますです、はい・・・💦

 

で、本来なら『清少納言社』の前に『泉涌寺』や『鳥辺野陵(中宮定子のお墓)』の方を先に回るべきだとは思うんですが。

少し前にも書きましたように、前夜宵山で私ヘロヘロになっておりまして。ホテルから比較的近いところに四条大宮があったので、嵐電沿いを優先してしまったというわけで・・・。

 

この直線が叡電では見られない光景?

 

反対側のホームから神社側を見るとこんな感じ

 

『めぐり逢ひて紫式部』 こんなスタンプラリーあったんですね

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駅のホームに『めぐり逢ひて紫式部』という日本旅行のスタンプラリーポスターがありました。

京都だけでなく滋賀や福井の紫式部関連の寺社が挙げられており。

 

まあでも私、ここでは『清少納言社』を紹介していますが、6月にやはり京都を訪れた際に、京阪電車を使って『石山寺』と『三井寺』を訪問しております。

というか6月の京都は旅行がメインの目的で来たわけではなかったこともあり、カメラなしのスマホ写真しかありませんが、またいずれ紹介する予定。

 

電光掲示板に10:17四条大宮とあります。けっこう早い時間だった・・・

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ここからiPhone

嵐電「生八ツ橋夕子」のラッピング電車

 

四条大宮の『王将』。王将では頼むメニューはいつも「餃子と炒飯」、メニュー見ずに速攻注文(笑)

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『車折神社』から嵐電で四条大宮に戻った私はここで早い昼飯。11時前の昼食ですが私基本1日2食なので。

 

四条大宮は阪急電車と嵐電京福電車の駅があるだけでなく、多くの路線バスが経由する重要な駅でもあり。

定宿のホテルにも比較的近く、お店も多いので京都滞在時はここを基点にすることも多いんです。

 

ちなみに『餃子の王将』は1967年にこの四条大宮で創業したとか。つまりこの四条大宮店が『餃子の王将』1号店なんですね。

学生時代はここを少し北上した二条駅前に住んでいたこともあり、王将は天下一品や吉野家とともによくお世話になったもんです(笑)

 

食事後は大宮通を北上。学生時代にも通った道です

 

変わった感じにリニューアルされてる店が多くて、興味深かったですね

 

三条通の角に公園があります。右のアーケードが『三条会商店街』

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食後は四条通以北は細くなる大宮通を北上。

後院通は車が多いので、学生時代から裏道を歩くことが多く。

 

で、そのまま歩くとアーケードの『三条会商店街』へ出ます。

ここも何度か紹介してますが、学生時代はよく訪れました。

今回は一眼カメラはバッグにしまい込んでスマホで撮りましたが、やっぱりスマホのいいところってこういう観光地でない、かつ人の多い場所で撮りやすいってことでしょうか。

 

デカいカメラだとやっぱり地元の方とかぎょっとしそうですしね

 

はい、ここが目的の『八坂神社 又旅社』

 

商店街のあちこちに『祇園祭還幸祭』の幟が

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7月17日の『神幸祭』では、八坂神社を出た神輿は四条通にある『御旅所』に安置されます。

7月24日の『還幸祭』で『御旅所』を出た3基の神輿はそれぞれ別ルートでこの『又旅社(御供社)』に、いったん集まります。

 

その後八坂神社へ戻るのですが、『祇園祭』の起源ともいえる『御霊会』(貞観11年869年)の行われた『神泉苑』の南端が、現在この『又旅社』のある位置だという話。

けっこう重要な場所なんですね。

 

『八坂神社 又旅社』

 

ここをあとにして、再びくたくたの私は商店街を東へ進み・・・

 

堀川通越しに見る『三条会商店街』の東端入口

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じつは何年も前からこの『又旅社』は撮りたかったんですが、大きいカメラで気が引けて逃げ帰ったり💦、千本通側から入って疲れて途中で四条大宮に抜けたり、となかなか撮ることができず。

今回は体調イマイチではありましたが、商店街を堀川通に抜ければホテルまでバス1本ということもあり、ようやく撮影できました(笑)

 

泊まったホテル。祇園祭のあいだはこんな感じで華やかに

 

中庭がきれい

 

ベッド二つありますがシングルユースで宿泊してます

というかシティホテルだとシングル部屋のあるところってもうほとんどないんじゃないかな・・・

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この日も昼間は怖ろしく蒸し暑く、午後は風呂に入って夕方までベッドで休んでおりました。

夕方からはそれこそ『神幸祭』を撮りに出かけたんですが、やっぱり観光客が画角に入らざるを得ず・・・。

途中で『知恩院』の方に抜けて『円山公園』と、祭りの流れとは逆方向に歩いていました💦

結局はやっぱり身体が重く、気力も湧いてこなかったこともあり、宵山と同じルートでホテルに戻ることに。

 

次回はどうしましょうかね・・・。その『神幸祭』写真か、6月の京都や石山寺、もしくは昨年アップし損ねたみなとみらいのイルミネーションあたりのどれかにする予定。