黒色綺譚カナリア派 活動停止公演
誤/娯楽
(こまばアゴラ劇場 2011秋冬の提携カンパニー)

こまばアゴラ劇場演劇に行ってきました~(17日のマチネです)

▼満員御礼の幟が出ていました
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▼チラシ
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ドクロ

井の頭線で神泉から駒場東大前方面へ向かうと電車のなかからでも
一瞬ちらりと アゴラの満員御礼幟がみえますね…

少し早く着いたので 待合室(というか平田オリザ氏の参考資料室のようw)にてのんびり
百眼の女優さんお二人も お客さんとしていらっしゃいました…
しばらくすると 待合室は満員に…

そして開場…
サンドイッチ状に配置されたなかなか奇抜な構図
サンドイッチのパンにあたる部分に客席 真ん中の具の部分に舞台という感じ…

どこかのお社(と思っていたらある人の家の庭先だった)がでーんとあり
かごの鳥のごとく女性が電柱に縛られています
なんともシュール 彼女は 鳥の役なのだろうか それとも???
客入れ中に流れている ♪五ひきのこぶたとチャールストン
が耳について離れない…

開演を待つ

牛水さんの鬼気迫る老女(だよね? もっと若いか?)が凄い
何が凄いって 何を云っているのか 何をしたいのか まったくわからないことだ…
結局 最後まで彼女の行動原理が一般常識では通じない
なにかしらの彼女なりの論理で動いているのだろうけれども
やはりよくわからない…

ってか この天王寺村の住人たちが一体何を隠しているのか
何をしたいのか やはりまったくわからない…

これほどまでに わからないづくしは初めてかもしれない…
しかしそれが逆に村の外から囚われてきた男と同じ境遇となり
途中からはどこかおかしい という程度にまで
みずからの認識が落ち着いてくるのが怖い
自分自身がこの村の因習に囚われ始めてしまったのかもしれない…
なんというマジック これがムックマジックか…

終演後 ムックさんのお誕生日サプライズもあり
ちょっとうるっときてしまいました

カナリア派 今回が活動停止公演
しかし
解散ではないという宣言もありましたので
近いうちにどこかでまたみられることを期待したいと思います

ひとまず本日楽日 今日観られる人がうらやましい…

ドクロ

メモ
作・演出:赤澤ムック
公演期間:2011年12月8日(木)~18日(日)
場所:こまばアゴラ劇場
上演時間:1時間25分(途中休憩なし)
チケット:3,000円(前売)

ドクロキャスト
U 娘を縛り付ける母(娘):牛水里美
M 縛られた娘(母):山下恵
F 菌:加藤文也
T 天王寺村村長:弦巻啓太(弦巻楽団・札幌)
H 村長の妹:片桐はづき(箱庭円舞曲)
E U家の下男:江崎穣(劇団ハリケーンディスコ・福岡)
A 農家:赤澤ムック
N 十年前に嫁いだ人殺し:中里順子
S 拉致された昆虫好き:芝原弘
Y 区役所の人:山崎彬(悪い芝居・京都)
K 冷やかしの人:福原冠
ラジオ(声の出演):山田百次(劇団野の上・青森)

ドクロスタッフ
舞台監督:田中政秀
舞台美術:吉野章弘
照明:奥田賢太(ダミアン)
音響:志水れい子
演出助手:山下由
票券管理:堀内淳
当日運営:塩田友克
宣伝写真:引地信彦
宣伝美術:冨田中理(SelfimageProdukts)
提携:(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
制作:黒色奇譚文鳥派・RIDEOUT
企画・製作:黒色奇譚カナリア派

▼台本
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ああ 大前提として…という設定があったのかあ
これを知っているのと知らないのとでは また違ったお芝居の楽しみ方ができたのに…
といっても今日が楽日でチケット完売 満員御礼確定なので
仕方ないかあ~(>_<)