深夜の追加です(^m^)
その1はこちら。

縦横比の変更もダメですけど、
元サイズよりも「拡大」するのもNGですよ。

例えば、これ100px前後の元画像。四角、くっきりですね。
黄色いナナメの線もアンチエイリアスという、背景との境界に混合色を加えた表現形式で、
カクカク感がでないような滑らかな直線として見えています。

これを400px×400pxに拡大すると。

境界ぼやぼや。
小さいデータを無理矢理大きくしているので、
先ほどは、カクカク感がでないように機能していたアンチエイリアスが、
足りない部分のデータを補完する際に働き、境界線をボケさせるんですね。

ウィキペディアさんちのアンチエイリアス説明。

写真にもこれと同じ作用が働きます。
なので、この手の処理をした写真は、
たとえ元画像のピントはしっかりと合っていたとしても、
こうした寝ぼけた写真になってしまうのね。
画像処理ソフトでシャープネスかけたりすれば多少戻りますが、
シャープネスは「境界」をはっきりさせる機能なので、
加減を間違えると境界が浮いて不自然にもなるんですね。

だから、WEB用の素材写真は
でっきるだけ大きいの撮ってくださいね!といつもお願いします。
背景にばばーんと大胆に敷いたりする写真は、
元画像の幅が1000pxくらいじゃ、ちょびっと使いにくいのですね~。
それしかないと言われれば、いろいろ足したり引いたりって作業も勿論しますけど。

ちなみに画像は縮小する分には、ほとんど問題ありません。
あんまり小さくしちゃうと、詳細が潰れて見えなくなるってくらいです。