うちのショップにあがっているこれ。


ガーネットです。



これね、アルマンダインですかってご質問を頂きました。

さっき返信させていただいたところですが、

あ、そっか~と思って、ちょっとブログにも。



ガーネットってたくさん種類があるんですよね。



紫がかったロードライトとか、

オレンジ系のスペサルティンとか

これがうんとオレンジならマンダリンと呼ばれていたり、

グロッシュラーでグリーンならツァボライトとか、

同じグリーンでも

アンドラダイト(灰鉄柘榴石)のグリーンならデマントイドだとか

グロッシュラーでオレンジ~褐色に寄るとヘソナイトだとか。



んもーね、大変な種類あります。



アルマンダイン 鉄礬柘榴石


パイロープ 苦礬柘榴石


スペサルティン 満礬柘榴石


アンドラダイト 灰鉄柘榴石


グロッシュラー 灰礬柘榴石


ウバロバイト 灰クロム柘榴石



上記が多分大きく分けた有名どころで、

ロードライトの場合は、

アルマンダインとパイロープの中間の成分で

紫がかった色のものを指します。



これ、左側がロードライト。

上の写真と比べて、あきらかに紫寄りですよね。




日本語名にすると分かりやすいのは、成分ですね。



鉄礬なら 鉄とアルミニウム、

苦礬なら マグネシウムとアルミニウム、

満礬なら マンガンとアルミニウム、

灰鉄なら カルシウムと鉄、

灰礬なら カルシウムとアルミニウム

灰クロムなら カルシウムとクロム



鉄はそのまんまですけど、その他、



礬=アルミニウム

苦=マグネシウム

満=マンガン

灰=カルシウム



ってワケですよ。

これなら、高校時代、化学はとっても悲しい成績だった

どこを切っても文系の私でも分かり易いのです(^m^)



これらの成分の混じり加減で、いろんな色が出るので、

青以外は全てあるといわれていますね。



ということで、

うちのガーネットなんですけど。

赤いガーネットというだけで何も記載していません。

その場合はほとんどがアルマンダインなんですけど、

実はアルマンダインとパイロープは、

見た目での区別ができないんですね。



なので現状市場には、アルマンダインとパイロープが混在されて

ひとくくりにガーネットで出回っているようです。



それを区別するには鑑別が必要なんですが、

ガーネットは比較的低価格の石ですので、

鑑別に出すコストをかけるところは~・・・



すみません、多分ないと思います。

例えばですけど、鑑別に出すと、

1000円で売る予定の石を5000円で売らなくちゃいけない(泣)

くらいになるので。



うちのショップでは今のところ、

一般的にいう赤いガーネットのほか、

グロッシュラーでグリーンのツァボライトと

紫かがったロードライトがあります。



ロードライトは色味で判断できますが、

一般的にいう赤いガーネットよりも高い石ですので、

ほとんどのところではっきりと、

ロードライトと明記されていますね~。



ということで、ガーネット。

よく見る比較的安価な赤い石、ですが、

もんのすんごく奥が深いのです。



ただ、赤いキレイな石って

あるようで意外とないので、

ゴールドフィルドで作った宝石質製品では、

一番人気の石なんですよん♪