2013年の7/13の記事です。
結構アクセスが多いので再掲。
ゴールドフィルドは手軽に金の輝きや質感を楽しめる優秀素材なんですけど、
特に夏場など、酸化するよね。
なのでお手入れして蘇らせてね~ってお話ですのよ♪




以前に比べて随分とパーツの種類も増えてきた感のある14kgf。
メッキとは比べものにならないほど長持ちしますよ~ってことで、
うちでも使用しておりますが、ただ、酸化は、するんですね。
そこら辺、改めてちょっとちゃんと
14KGFって素材の特徴と共にお伝えしておこうと思いまして。


通常メッキっていうのは真鍮の地金の周囲を金属の薄い膜で覆うことです。
アクセサリーなどの金属の場合はほぼ電気メッキのようですが、
化学変化で表面に金属の皮膜を付着させたもの、ですね。


貴金属などの表示で「18KGP」と
書かれている場合がありますが、これはメッキです。
Gold Plated、18金のメッキですよって意味ですね。


で、GP何ミクロンとかって書いてあったりします。
これ、メッキの金の厚みが何ミクロンかってことで、
使用頻度や保存状況にもよりますが、1年1ミクロンが目安だそうですので、
10年持たせたかったら、GP10ミクロン以上のものを購入しましょう。


ちなみに、1ミクロンは1/1000㎜ですって。
なのでGP10ミクロンっていったら、
1/100mmの金の皮膜がコーティングされてますってことですね。


対してゴールドフィルドは、メッキとは違い、貼り、です。
化学変化で皮膜を付着させるのてはなくて、
高熱と圧力で物理的に貼る、みたい。


14KGFの場合は、全重量の1/20以上が14Kでできているものにしか
その名前は使われません。
で、その厚みは、一般的なゴールドメッキの約100倍と言われます。


ただ私には一般のメッキが何ミクロンのことを指すのか
そこはちょっと分からないので、ナンですが。


でもまあ、そういう作りですので、
長期使用で「剥がれる」ってことはほぼ考えなくてもよいもので、
アンティークのゴールドフィルド製品も存在するほど
長持ちするものと、そう言われています。


本物のゴールドの輝きを比較的手軽な価格で楽しめるものですので、
海外ではかなり一般的なものとして流通しており、
金属アレルギーの方でも、使える場合があります。


アレルギーってニッケルで出る方が多いようで、
真鍮にはニッケル入ってますから、
メッキ製品はそれで出ちゃう方でも、
14Kが張ってあるものならば、出ない場合があるようです。
ですが14Kも純金ではありませんので「絶対でない」とはいえませんけど。


ただし、酸化するんですね。
アンティークのゴールドフィルド、写真だけは見たことがあるのですが、
やっぱりちょっと濃い目の色になってましたもんね。
使用後、水分や皮脂や塩分をそのままにしておくと、
結構早いです、濃い目の色になるの。
保存も、その辺に置きっ放しにしていると、早いです。


ですので、使用後は、丁寧に拭きとって、
ジップのついたクリアパックみたいなのに入れて
保存して頂くのが一番いいかなと思いますよ。


うちは商品保存にすごく重宝しております、ジップ付きパック。
以前は商品もそれでお送りしていたんですけど、
見た目がねえ(笑)やっぱり少し濁って見えるので、
シール付きのパックに切り替えちゃいましたが。
ジップのついたクリアパックは100均にも売ってますので
ぜひご用意頂いて。


それでも、気に入って頂けて使用頻度が高ければ、
そりゃ仕方ないですよね、色味は変わりますね。
そこでですよ。


長持ちするって聞いたのに、色変わったわよ?
ホンモノのGFじゃなかったワケ?
品質悪い?やだもう使わない!
と思われちゃったら哀しい。すごく悲しい。


というわけで、お勧めするのが、洗浄剤。
うちで使ってるのはコレです。


天然石アクセサリーashbluestonesのいきあたりばったり

石も一緒に洗えるデリケートクリーナー。
パール、珊瑚、マラカイト、ターコイズにも使えるって書いてありますので
石がついていても、これだったらほとんど大丈夫ですね。
(ただ、エメラルドはダメって書いてあります)


もし、石のついていない金属だけのものを洗浄する場合は、
「デリケート」ではなくて、普通のジュエリークリーナーでOKです。




ということで、実験してみた。
おお、実験くん久々♪(笑)


こちら、この実験のために、約3ヶ月、過酷な条件の下(笑)
使っていた14KGFのネックレスでございます。


天然石アクセサリーashbluestonesのいきあたりばったり


過酷な条件っても、ただ、この暑い時期、
大汗かいてチェーンも汗まみれになったって状態で何回もして、
帰宅後は、さっと拭くくらいで放置してきたもの。
なんなら拭かない日もあった(笑)
下2本がそれね、上1本はこの撮影のために、
仕入れた時入ってきた袋から出した、サラのものです。



で、ジュエリークリーナーで洗浄してみた。
ボトルの中に入っているザルに入れて、ボトルの中でジャブジャブ。
ボトルには30秒以上つけるなって書いてありましたが、
水に弱い石ではなかったので、そこは余り気にしませんでした、ほほ。
で、取り出してさっと水洗い、その後よく拭きとって乾燥。
した後がこちら。

天然石アクセサリーashbluestonesのいきあたりばったり

し、写真で違いがイマイチでないっ(笑)


やっぱり、条件過酷だったからか、完全には戻りませんが、
しかも写真がちょっと分かりにくいかもしれませんが m(_ _)m
いや、目視ではこれ、全っ然違いますよ♪


元はほぼ真鍮色だなこりゃ・・・になってましたが、洗浄後はキラキラです。
真ん中はアズキ、下はロープチェーンなんですけど、
やっぱりコマのちっちゃいアズキのほうが、
細かいところまでの洗浄は一回じゃ無理ってことでしょうか。
でも、14KGFって、ロットによって金の色味が違ったりしますが、
その程度の違いと言ってもおかしくないくらいにまで、キレイになりました。


でもね、だからきっと、こまめにお手入れしていたら、
うんと長持ちする素材だってことが逆に分かりました。


ということで、変色した14KGFをお持ちのみなさん、
うちと同じものは多分ハンズに売っているはず。1000円くらいですよ。
同じじゃなくても、ジュエリークリーナーは他にもあるので、
諦めないでっ! ←ごめん、古くて。
ぜひお試しくださ~い。


うちでも扱おうかな~と思って、卸さんから買ってみたんですけど、
ボトル結構大きいので、送料かかっちゃうからやめました。
各自、ゲットしてください(笑)


あ、ネットにもだいぶでてますね。
これは「コニシュアーズ リーバデリケートクリーナー」です。
1000円切ってたらお買い得、多分。