こんにちは。

 

小しゃらです。

 

前回の続きです。

義母がデイサービスへ、すんなり(抵抗感なく)行ってくれないと書きましたが。

誤解があるといけないのですが、元々社交的な性格で他人対して気遣いもされていたので、義母がデイサービス(現在、週2回通所)へ行った日は「同世代の方々とのお喋りは良いわね。ああいう場は必要よね。スタッフの方も色々と気を遣って下さるし。」と毎回楽しそうに言いますし、工作した日は嬉しそうに作品も見せてもくれます。

 

 

ところが。

行く直前になると、ごねるのです。「足が痛くて行けない、どうして断ってくれなかったの。直ぐに断ってちょうだい。行くと気を遣うから疲れるのよ。」と必ず毎回声を荒げて言うのです。お迎えの車が玄関前まで来ているにも関わらず。

 

なのに。

お迎えのスタッフの姿を見ると、「まあまあ、お忙しい中、わざわざお迎えに来て頂き、申し訳ございません。」

と、まるで別人の様に態度も口調も違い、スタッフに手を添えて貰いながら(独りではふらつくので車の乗車も介助が必要)そそくさと車に乗り込みます。

我が家では、その状態をジキルとハイドと呼んでいます。

家族としては、デイサービスへ行って、この先も自力でトイレに行ける為のリハビリを頑張って欲しいとか、痴呆の進行を遅らせる為にも同世代の方々との会話を楽しんで欲しいという希望があるので、ただ単に行きたくないからという理由でデイサービスをお休みさせる訳にはいかないのです。

また、デイサービスでは入浴のサービス(義母は通所してから5ヶ月も経つのに、毎回拒否)もあるので、自宅で入浴しなくてもデイサービスで入浴してくれたら家族としては安心するのですが。(因みに、自宅での入浴は2ヶ月近く入っていません)

 

では、何故、毎回ごねるのか?

そもそも、義母はデイサービスを老人ホームらしき所と思い違いしている様です。何度も老人ホームとデイサービスの違いを説明したのですが、義母が若い時には無かったので理解が難しいようです。まあ、違いと言っても日帰りかどうかだけで、内容的には大差はないのかもしれませんが。

それでも家族との面会が年に数回かもしれない老人ホームと、日帰りで家に帰れば家族に会える事が出来るデイサービスでは大きな違いがありますよね?

また、老人ホームへ入所すると本人の意志とは関係なく、スタッフさんの判断で危なそうな事はさせて貰えません。

 

問題なのは義母の老人ホームに対するイメージの悪さです。老人ホームというのは身寄りのない可哀想な人、又は痴呆が酷い人が入る所と決めつけています。

その事が影響しているのでしょうか。

時々、デイサービスから脳トレーニングの為、簡単な計算や漢字書き取りのプリントを貰ってくるのですが、その度に「小学校もろくに出ていなくて字も読めないパー子がいるので、私が先生代わりに教えてあげるのよ。だから疲れちゃうのよね」とか「私のを見ながら隣の人が書いている」とか言うのです。

どこまでが作話かわかりませんが、実際義母が持ち帰ってきたプリントを見ると、漢字の読み書き(小学校中から高学年レベル)も簡単な計算も殆ど出来ているので他の人に教えていると言うのは本当かもしれません。しかし、痴呆の進行により識字機能が衰えている方もいらしゃるかもしれないのにパー子とか今時差別用語ですよね。

いずれにしてもデイサービスへ行けば楽しい時間が過ごせるのに、行かなですむ理由を色々と考えて言う。

これって自己矛盾ですよね?

 

あしゃら曰く、「足が痛いとか疲れるは単なる言い訳で、本質的に、お袋がデイサービスを嫌がるのは、パー子がいる所に自分も行っていると思われたくないのではないかな?

普通の人はプラス面とマイナス面を比べて少しでもプラス面が多いと思った方を選択して行動するだろうけど、お袋の場合はマイナス面しか見ない。

こういうのが心の病、俗に言う鬱病なのかもしれないな。

昔から『病気は気から』とよく言われるが、気の病いは自分自身で作り出している場合が殆どで、人によっては心の病いが実際の病気を引き起こしている」と。

『病気は気から』は、あしゃらが若い時、師僧から言われた時はピンとこなかったが、半世紀以上生き、高齢の実母との同居生活から、その意味がわかるようになったとも言っています。

 

では、どの様な人が心の病になりやすいのか?

あしゃら曰く、ズバリ

好き嫌いが激しく極端に物事に対して白黒をつけたがる人。

良いとか悪いとか自分の価値観で決めつける人。

更に思い込みが激しい人。

そのような人が高齢になり、体の自由が利かなくなった時に自分の出来ない事を素直に認められず、現実とのギャップに自分自身が苦しくなり、終いには出来ない事でも出来たと妄想する。その妄想、つまり、作り話を本当の事だと思って人に話すので、周りは迷惑だし場合によっては相手にさえして貰えない。

 

では、何故自分の出来ない事を認める事が出来ないのか?

世間では、一般的にプライドが高い人と言われている場合もあるが、柔軟性がある若い時に、自分自身を見つめ反省するキッカケも時間も作らず、又、不幸にもその事を指摘してくれる人にも出会えなかったからだ。ともあしゃらは言います。

 

 

義母の場合ですが。

 

気性の激しさ、人の好き嫌いの激しさも昔からだったようですが、私が知っているだけでも食べ物の好き嫌いはあります。例えば、肉の塊は食べない(挽肉などは食べる時もある)。骨の多そうな魚も食べない。魚の皮も絶対に食べない。野菜の皮も食べずに残す。

 

以前は出来た事でも、物理的に現在出来ない事で自分では出来ると思っている事。

例えば、掃除機やモップがけなどは、歩行器利用しないと移動が出来ない義母には無理なのに「私が、もう掃除機(モップの場合もありますが)をかけたから、貴方はしなくていいのよ」とわざわざ言います。

何か、役に立ちたいという気持ちは嬉しいのですが…。 

本人はそう思っているので、波風を立てぬよう「ありがとうございます」と対応しています。

入浴も独りでは無理(足が上がりにくくバスタブを跨げない)なのに、「毎日入っている(思い込んでいる?)のに皮膚炎なんておかしい」と。

シャワーを浴びるのもシャワーヘッドを持ちながら立っていられないし、シャワーチェアも重たくて自分では移動どころか持つことさえできません。

今日も足湯をしている時に私に言うので、対応に困り聞こえない振りしてました。

1ヶ月以上も入浴しなければ、皮膚炎にだってなるだろうって心の中では思いながら。

もちろん、入浴の有無だけでは皮膚炎にはなりません。でも、乾燥している冬に(寒いからとか風邪を引いたら困るとか眠いからとか様々な理由をつけて)入浴をしない事で肌が乾燥し、痒みを伴い掻いてしまい、結果皮膚炎。

勿論、家族だって出来る限りの対応はしています。

例えば、寒さに対して暖房。眠いからには、日中の入浴の提案したのですが、

「寝る前に入浴した方が、寝付きが良いので夜に入りたいのよ」と。

夜になれば、眠からと堂々巡り。

 

話を皮膚炎に戻します。

何度入浴にお誘いしてもダメで、いつの間にか一ヶ月が過ぎていました。

まさかこれ程酷くなっているとは思いませんでした。

気付いたキッカケはパジャマの首周りに付いていた血痕でした。

お風呂に入らない、入りたくないのは義母自身の問題ですが、流石に皮膚炎の酷さに心が痛みました。

そこで、月に一回来て頂いている訪問医の先生から薬を処方して貰い、出来るだけ清潔にしてからその薬の塗布を毎日約4週間程続けた結果、かなり良くなりました。

入浴は何やかんやと理由をつけて拒否するのですが、足湯は服の脱ぎ着がないので拒否も少なく、また本人もあまりの痒さとパジャマに残った血痕が気になったのでしょう。なんとかですが、ほぼ毎日続けられました。

先ず浴室を暖房で暖かくしてから、シャワーチェアに座ってもらいズボンを膝まで上げ、お湯を入れたバケツで足を温め石鹸できれいに洗ってから薬の塗布。

石鹸で洗えない首周り・胸上・右脇左腕のブツブツを伴う皮膚炎の患部は足湯のついでに、湯で温めたタオルで拭いてから薬の塗布。

ほぼ毎日と曖昧なのは、義母の気分によって足湯が出来ない日があるからです。

 

ちょっと前の私なら、せっかく義母の為に足湯の用意をしたのに断られたら、イライラしてあしゃらに愚痴を言っていましたが、今は、少しですがイライラが減りました。

何故なら、あしゃらから

「お袋がお風呂や足湯に入らず皮膚炎が悪化したとしても、お前の責任ではない。

それは、お袋自身が招いた事。

つまり、因果応報だから。」

と言われたからです。

 

 

 

デイサービスでの入浴も強い拒否があり、一回もサービスを受けていないのですが、スタッフの粘り強い努力(手を変え品を変え何度も入浴に誘って頂いて)のお陰様で、先月2回だけですが、なんとかシャワーはして頂きました。シャワーに伴い洗髪も久しぶりにして頂き、家族としては一安心。

このまま入浴は無理でも毎回シャワーして頂けたたらいいなぁと期待していたのですが…。

結局、シャワーは2回だけで、その後は清拭のみ。

清拭さえ、「自宅で入浴しているから必要ないわ」とデイサービスのスタッフの方に言って拒否する事もあるようですが。

とにかく、入浴及びシャワーの拒否が強いとの事。

それでも清拭後には薬を塗布して貰えるので、その日は無理に足湯をお勧めする必要がないので気が楽です。

 

 

次回のデイサービスですが。

すんなり行ってくれればいいなと毎回期待しつつも、現実は違うので、すんなりでなくても行ってくれるだけでも良いと思っています。

 

これも、お迎えに来て下さる方が、わざわざ毎回お迎え5分くらい前に電話をしてくださったり(デイサービスに行く為の心の準備)、迎えに来てくれた後の無理のない引率。

デイサービスへ行ってからも様々な面での対応のおかげです。

有り難いです。

 

 

義母が選んでいけた花。

普段は仏壇の前に飾っています。