「ああ無情」を原作としたこの作品は、法か情か、何をもって正義かの狭間でシャベール警部が葛藤し、絶対的な正義と信じていた法より情が勝り、彼の命が助かったとき、自身を見失い、結局は救われない。
そんな警部の無情感がすごかったですが、他も人間描写の細部までとってもリアルな物語でした。
人の魂は、結局、何かを信じ、その信念であり信仰にすがることで、救われる気がします。
盗みを見逃し、正しい人になりなさいと促した神父の暖かな愛に触れたそのときから、愛したコゼットにみまからわれるまで。
ジャンバルジャンは、本当の意味で救われたんだと思います。