目の前に一本の道がある。


ほとんどの人は無意識に道を歩いている。


そして、無理に歩かされていることもある。


それに気がついていて、あえて道を歩く人もいる。なぜなら道というものは誰かが先に通った証であり、安全だと思えるからだ。


しかし道を歩き続けていると、いつしか分岐していたり、消えて見えなくなっていたり。


当然だ。


全く同じ人生を歩む人間なんてのは存在しない。


それでも道を探し続ける、こだわる人がいる。


迷うのが怖いのだ。


だが、迷うことは思うほど悪くなかったりする。


がむしゃらに迷い続けた先で、自分だけの景色が待っている。




路頭に1人たたずむ私は星空を見上げ思う。


街頭ねえ あるわけねえ

オラの村には電気がない!!