2019年7月に既にアニメ化が決まったこの作品。漫画と原作の二人三脚の作品となっているが、原作者はなんと、
そんな感じ。
あのアイシールド21の作者の稲垣理一郎さんだ。
アイシールド21は、僕がジャンプ系スポーツ漫画の中でもトップクラス入る程のファンの漫画で、アニメでもヒル魔役にロンドンブーツ淳さんが声優に抜擢されていたのが印象的だった。結構はまり役だったけど笑
アイシールド21はファンタジー要素が多くありながらも、実に理にかなった話作りをしていた印象だった。
僕の中でも印象的だったのは、主人公の小早川瀬那が所属している泥門デビルバッツが、関東で9連覇を達成している無敗の神龍寺ナーガに挑む事になった時に、熊袋リコが、「実は泥門デビルバッツは、強豪チームには一度も勝っておらず、彼らはまだ奇跡を一度も起こしていない」みたいな説明をしてくれた時に、ハッとなった。
確かに、太陽スフィンクスは引き分けだし、王城にも負けているし、NASAには結局の所、負けていた事を思い出させてくれた。
こういう演出は憎い、というか凄い。
なんというか、しっかりとライバル校の格を見せつけているなあ。
敵が大きければ大きいほど、ワクワクするし、ドキドキする。
これは当然な事だが、難しいのは、いかに読者にこの演出が心にストンっと入れるかである。
この稲垣理一郎さんは、それがうまい。お陰で神龍寺ナーガと初戦に当たると漫画で見た時の初見で、
「やべえ、デビルバッツ終わった……」
と、絶望し、
「おいおい、どうすんだよ」
と、焦燥感、そして、
「どう魅せてくれるんだ」
こう、ドキドキワクワクさせられてしまった。
なんというか、物凄く煽られた。
そして、実際の試合内容といえば、もう凄かった。続きは是非漫画で見て欲しい。
さて、前置きが長くなりましたが、実はここから重要です。
アイシールド21はパシリだが、足は早い小早川瀬那が主人公なのですが、実は、ヒル魔妖一がその人気を支えていたと思っています。
悪魔的な思考の持ち主で、ハッタリや脅しを武器に、回転の早い頭脳でチームを引っ張り、勝利に導いたアイシールド21で最も人気なキャラクターです。
恐らくですが、稲垣理一郎さんはヒル魔という男が大好きなのでしょう。合理主義に見えて、熱血漢で、ドライに見えて、仲間想いで、何より、超人的に頭がいい。
そんな大好きなキャラクター像を主人公にしたのが
Dr.STONE
そんな感じ。