もともと、YouTubeを発信する生活とは無縁だった。
せいぜい気になる動画をみたり、音楽を聞いたりするぐらい。
同じ看護師の妻とよく話をしていた。
「いつか2人で、起業したいね」
と。
私も考えてた。
与えられた仕事をこなすのが当たり前のこの生活から抜け出したい。
何かのきっかけで。
独立を夢見ていた。
何度話したことか、2人とも良い案が出てこない。
看護師で起業といえば、せいぜい訪問看護。
そこで、独自の社会に求められているニーズに応えるものへ練り上げていく。
これからの時代は超高齢化社会となり、
認知症に対するケアはニーズとしては充分持ち合わせてる。狙い目はここだろう。
厚生労働省が、在宅への医療を推進しているのは理解している。
しかし...
起業し、うまくいく保証があるのか?
拠点は?初期費用は?
子供が生まれた時、親が病気になった時にどうする?
リスクがデカすぎる。
成功する保証はどこにもない。
それに、正直今の看護師という仕事に飽きていた。
基本看護師の給料はすぐに頭打ちになる。
実際私も、新人の頃と対して給料は変わってない。
何かないか、さらに妻と話す。
「動画編集とか、需要ありそうだけどね」
そんなことをぽつりと妻が話した。
なるほど。
今はZ世代と名付けられ、社会は高齢者だけでなく、若者もまた、変わっているのだと。
SNSによるコミュニティ。Instagram。X。
あぁ、頭が痛い。
私は好きではなかった。
映えスポットなるものを探して、SNSに縛られる自分が。
でも、動画編集はどうだろう。
試しに触ってみた。
さっぱりわからなかった。
調べて調べて、わからないことがどんどん出てくる。
これをこうするには...。
改善したり、やりたいと思うことをネットで漁りまくった。
2週間たっていた。
まだ動画編集をしている自分がいる。
どっぷりハマっていた、単純に楽しかったからだ。
自分には何かを生み出すことができない、芸術や、音楽や、創作物なんか。
諦めて、そういう人間なんだと思っていた。
けれど、動画編集をして、完成した動画を見て、
とても嬉しかった。
何かを生み出す能力がない自分が、
何かを作れるのだという事実に。
少し頑張ってみよう。
そうして、youtubeの世界に踏み込んでいった。