もうすぐパートナーと彼のお父さんを交え、養育費のことで面会して話し合うのですが、ストレスで押しつぶされそうなので、私の考えをまとめるためにもこの記事を投稿します。
私のパートナー(妊娠中の子供の父親)の過去の話です。今、私と彼は別居中で籍は入れていません。
彼とは婚活で出会い、仕事もきちんとしていて真面目そうな人で、印象は悪くはありませんでした。
前の奥さんとは「死別」とプロフィールに書いてあり、何度かやりとりしたあとに、彼はばつが悪そうに詳細を教えてくれました。
彼の前の奥さんは、子どもを連れて心中した
アスペルガーである彼の前の奥さんは、統合失調症を発症し、4歳になる娘さんと一緒に、彼が不在の時に心中を図ったそうです。
結果、奥さんは怪我をするものの生き残り、娘さんは集中治療の甲斐もむなしく、一週間後に亡くなったそうです。
私と出会うちょうど1年ほど前のことだそうでした。
この時は、私は統合失調症の知識も一応あったので、「統合失調症ならそういう人もいるかもしれないよね…」と納得し、おそらくショックを受けているだろう彼に配慮して、あまり詳しくは聞きませんでした。
もっと詳しく聞いておけばよかった、子供が死んだときの彼の様子…
実は、その話を聞いた時も、パートナーがあまりに淡々と話すので少しびっくりしたのですが、(おそらくアスペルガーなので感情があまり出ていなかった)まだ付き合って日が浅い私にプレッシャーをかけすぎないようにあっさりと話しているのかと思っていました。
しかし、1点違和感を感じたのが、奥様とお子さんが心中をした時の様子を語ったとき。
「ちょうど自分が家を離れているときにやっちゃったみたいなんだ」
「家に帰ったら、鍵は開けれたんだけど、ドアガード(鍵の他にかける、棒状の鍵)がかかっていたんだ。それを、庭に落ちていた紐を使ったら一発でうまく開けれたんだよ。なんかできそうな気がしたんだけどすごくうまくいって。あとから警察の人にも聞かれて実演したんだけど、へえーって感じで感心された」
説明が難しいのでドアガードの写真です。
要はこのドアガードをうまく開錠できたことをお手柄だと思っていて、それを自慢話のように語って聞かせてくれたのです。
「だから今もね、かばんには紐を入れるようにしているんだ」
私はちょっと引きながら、「へ、へえー💦」って言ったのを覚えています。
このときも、私は『警察の人に感心されたのがすごい嬉しかったんだろうな』と思って自分で自分を納得させたのですが、このときおかしいと思えばよかったと、後悔しています。
葬式は涙は出なかったそう
「葬儀の時も、不思議と涙は出なかったんだよね」
「娘が良く歌ってた、ひょっこりひょうたん島の『悲しいこともあるだろさ、苦しいこともあるだろさ、だけど僕らはくじけない、泣くのは嫌だ、笑っちゃお』っていうのを思い出して泣かないようにしている」
彼はそう言っていたので、葬儀の時も亡くなった時も涙が出なかったことに対して、彼なりの受け止め方なのかなと思っていたのですが、今となっては単にアスペルガーなので感情がわいてこなかったんだろうと考えると納得がいきます。
私も父や身近な人がなくなる経験はしていますが、がんなどで「もうすぐ亡くなる」とわかっていて、十分に心の準備が出来ていてもやっぱりその時は喪失感や、悲しみが言葉や涙になって出てきてしまいました。
ましてや彼の場合は、ある日突然急に奥様によって子供が殺されたわけです。もう少し動揺してもいいんじゃないだろうか、と私は思いました。
それでも、その時は思いやりのある大人しい優しい男性に見えた
体の関係になるまでの間に私がもちえた情報は上記までです。
今思い返してみると、「いやいや、絶対やばいやろ」と思うんですが、当時はもっとダメダメな男たちばかり見ていたせいか、その奥さんとの件がなければ、ギャンブルも浮気も暴力もなく、仕事もきちんとしている彼に大きな問題があるようには見えませんでした。
なので、過去の経緯を知ったうえで付き合ったのですが、やはり付き合いが深くなるにつれアスペルガーの問題点が露出し、別の記事にしたいと思いますが、やめてほしいと言ったことを繰り返したり、謝ることをせずに変な言い訳でごまかし続けたり、嘘をついたり、そういう問題が噴出してきました。
子どもが死んでも仕事をし、Twitterでコロナ対策批判をするパートナー
私が違和感を感じたのがこれです。この事実に気づいたのは、ひどい喧嘩をしてすでに別居を開始した後でした。もっと早く、できれば付き合いだした頃に気づいていれば……。
上記で「もう少し動揺してもいいんじゃないだろうか」と書きましたが、パートナーのTwitterを古い日付まで遡ってみたところ、恐ろしいことに気づいてしまいました。
彼には、フォロワーが40人くらいしかいない、誰もつぶやきを見てくれてはいないTwitterアカウントがあります。
投稿している内容は、『最近買った〇〇が良かった』とか、『道端に〇〇が落ちてて笑った』とか、『テレビで相棒の物まねをしたら麦茶こぼした』とか、一般人がそんなことつぶやいてもしょうがないだろ…という内容しか書いていないのですが、彼は習慣にしてしまっているのでほぼ毎日更新していました。
そのTwitterアカウントを、たまたま娘さんの葬儀があったころまで戻してみてしまったところ、心中事件の前後は確かに投稿が止まっているのですが、娘さんの葬儀のあと1週間もたたずしてツイートが再開していました。
しかもその内容は、買った品物がどうだの、コロナ対策がどうだのというしょうもない内容…。。
これ、子どもが死んで1週間たたない日のTwitterですよ。信じられますか…?
これを見たとき、私は寒気がして、もう彼を同じ「人間」として見るのが無理になりました。
娘が死んでパルスオキシメーター買って測って100%出て喜んでるって…。。。。。。。ば、馬鹿なの???
ちなみに、このときパートナーは葬儀の日以外、特に仕事も休まずにリモートで仕事をしていたようです。
妻と娘が心中したことは、会社のチームメンバー以外には秘密にしたそうです。
なんでこんなTwitterをしているのか
あまりにも恐ろしかったので、後日パートナーにはなんで娘が死んでこんなツイートができるのか聞いてみました。
すると、「なんか普段通りにしていないといけないと思った」「会社にも秘密にしときたかったし」とのこと。
彼のこの事件は、心中事件としてニュースにもなったので、ばつが悪いと感じた彼は会社に内緒にするという選択をしたそうです。
「Twitterも、知り合いの人とは誰もつながっていないけど、今まで通りにふるまったほうが良いと思って、書いてた…」
知り合いが誰もいないTwitterを律儀に更新し続ける必要、あります??
私が同じ状況になったことがないのでわからないのですが、私であれば、『自分の家族に起きた不幸ではあるけれども、自分自身は精一杯奥さんのサポートをして、それでも発症してしまった出来事』なので、会社に隠す必要もないと思うと思います。
それよりも自分の子供が死んだとなったら、たぶん私は気が動転してしまって、しばらくは塞ぎこむか何かまともに仕事なんて手につかないはずです。
であれば、やはり事実を誠実に説明をして、理解を得てもらって仕事は休ませてもらうという選択をしたと思います。
それ以前に、もしこの事件が会社の人や知り合いになんらかで知れてしまったら、「え?子供さん亡くなって、奥さんも自殺したのに平然と仕事してるの…?」という会社を休まなかったときとは逆の不信感を持たれることもあると思います。
アスペルガーの彼は隠し事や嘘、自分勝手な屁理屈で事実を捻じ曲げるのが当たり前だったので、彼にとって都合の悪いこの事件は、隠し通してなかったことにしたかったのかもしれません。
きっと前の奥さんもカサンドラだったのでは
こういった彼の特性は相手が私だから出ているわけではないはずです。
前の奥さんにも同じように、私が悩んだと同じようなふるまいをしてきたはずです。
ここからは私の推測でしかないのですが、私の場合は、カサンドラ症候群でうつ病と診断書が出るような状態になりましたが、奥さんはきっとずっと苦しんできて、ストレスの結果、もともとあった統合失調症を悪化させてしまったのではないかと思っています。
特に、私は仕事もあってひとりでもやっていけますが、奥様は統合失調症の既往のせいで仕事もできず、専業主婦で収入もなかったとのこと。
別れるにも別れられず、でも、夫がおかしいのか、自分がおかしいのかわからないまま、ずーっと悩んできたのではないでしょうか。
私は子供が死んだことがないので、涙も出ないし淡々とした彼の行動が全く理解できないのですが、逆に強い悲しみのせいで吹っ切れてこういった行動をしてしまうということがあれば教えてほしいです。