天空庭園に行って、興味津々で楽しんできた。
それをアップしようと思ったが、気持ちがそっちに向かない。
まずは、気になっていることを書いてから、
写真を整理することにした。
それは昨日のコンサートで、
ベートーベンのピアノ協奏曲皇帝を聞いたことから始まった。
一曲目は知らない曲だったので、普通に聞いていた。
皇帝が始まったら、あっと思った。
耳慣れた感じで、いろいろなことが頭に浮かんできた。
私は音楽のことはよく分からない。
結婚前、夫に、フルトヴェングラーを知らないと言ったら、
ベートーベンの第九のレコード(レコードです)を
プレゼントされたくらいだ。
ただ、夫がクラシックが好きだったので、
いつも一緒にコンサートに行っていた。
夫が亡くなってからは、コンサートに行く機会もなくなっていた。
N響の会員の更新をするたびに、少しづつ前の席に移れたこと。
山本直純さんと真理よしこさんの
子供のためのクリスマスコンサートに娘抜きで行ったこと。
(3人分のチケットがあったのだが、
娘は友だちの誕生会に行きたいと言ったのだ。)
亡くなる2日前、夫は弟に
「ショスタコーヴィッチの5番を最後まで聞きたいんだけど、
いつも途中で寝ちゃうんだよ」と言っていたとのこと。
葬儀は弦楽四重奏の音楽葬にした。
私は混乱していたので、ほとんど弟にやってもらったのだが、
曲名は分からなくても耳慣れた曲が多かった。
後から聞いたところによると、
弟が頼んだ曲は全部弾いてもらえたとのことだった。
いろいろなことが頭を駆け巡って、
ボーッとしたまま、家に戻ってきた。
夫のCDを見ると、やっぱり皇帝があった。
多分、年中聞いていたのだろう。
ショスタコーヴィッチは
いつも枕元に置いていたラジカセに入ったままになっている。
久しぶりに、音量を絞って(夜中なので)、かけてみた。
自分の世界に入り込んでしまって、
天空庭園は吹っ飛んでしまった。
明日は、天空庭園を楽しむことにしようっと。