やっと、たまっていた用事が終わって、散歩に出た。
初めての道を歩いていたら、五葉松に松ぼっくりがなっていた。
思わず、カメラを向けたら、車が通りかかった。
狭い道だったので、慌ててよけたら、窓が開いた。
「何をしているんですか
」と言われたので、「松ぼっくりを撮っています」と答えた。
すると、
「この家は留守が多いので、そういうことはしない方がいいですよ」と言われた。
意味はよく分からなかったが、写真を撮ってはいけないということは分かった。
五葉松は剪定されていることが多いので、松ぼっくりがなることは少ない。
残念だったが、諦めた。
しばらく行くと、棗のなっている家があった。
写真を撮るのはダメだろうなぁと思って、見上げていた。
すると、その家の人が、外出から戻ってきた。
「棗、食べますか?」と聞かれたので、
「写真を撮りたいけれど、悪いかなと思っていたんです」と答えた。
すると、「下からだと遠いから、庭からどうぞ」と言ってくれた。
有り難く、写真を撮らせてもらった。
さらに、アケビもあるという。
これも写真に撮りたかったので、奥まで入らせてもらった。
戻ってみると、奥さんが棗の枝を切ってくれていた。
その上、ビニール袋に入れてある。
「棗にトゲがあるって、知りませんでしたぁ」と笑っていた。
本当に有り難く、棗の枝をもらってきた。
今日の散歩は、何と言ったらいいのか・・・

