AI(ロボット)が実験室に大革命 | 医薬翻訳のアスカコーポレーション 社長ブログ

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大阪北浜、東京田町にオフィスを持つ医薬・バイオ分野の語学サービス会社 アスカコーポレーション社長 石岡映子のブログ。

経済産業省などが共催する「ロボット大賞」の本年度のコンテストで、産総研発ベンチャーのロボティック・バイオロジー・インスティテュート(RBI)株式会社のロボット「まほろ」が受賞した。授賞式は昨日10月19日。「まほろ」はバイオ産業用汎用ヒト型ロボットで、さながら熟練作業者がプロトコルを合わせて実験機器を活用しながら実験を行う。ロボットが作業することで、手作業のばらつきや個人差、ミスを排除し、人間では難しいと思われる正確な作業が再現できる。

詳細は以下のサイトから。顔はないのにロボットが可愛い。
http://www.aist.go.jp/aist_j/news/prize/prz20161019.html

 

昨日RBI様に参上する機会があり、ロボットを見せていただいた。まさに描いていた「未来の実験室」である。人間は疲れるし、仕事に気が乗らないこともある。99%まで到達して、残りの1%でミスすることもある。ロボットならいつでもペースは一定。いくら働かせても文句ひとつ言わないのがいい。

 

このシステムを使えば自宅からリモートで操作することも可能で、女性が出産・育児でラボに行かなくても、PCがあればクラウドで作業できるらしい。まさに今の時代に沿っている。日本では少子高齢化が進んでおり、労働者人口が減少。なので単純労働はロボット/AIに代わってもらい、より創造的な知的活動に少ない人間のリソースを集中すべき。生産性の維持・向上を図りつつ、人間がより豊かに輝く社会を作るのがこの会社のビジョンである。
実験室に大革命がおこるかもしれない。

 

翻訳の仕事も同じ。単純な翻訳こそミスが起こる傾向にあるし、長時間作業していると集中力が落ちることもある。元原稿が悪いとイライラもすることも。夕方の特急仕事も大変だ。頼む方も頼まれる側も気が重い。

CIOMSや照会事項などは、機会翻訳(AI)でできたらどれほど嬉しいか、っていつも思う。

 

CIOMSロボットを誰か開発してほしい。
単純なミスはしないだろうし、少なくとも、「やりたくない」とはロボットは言わない。
AIが進化し、翻訳の精度が上がり、気軽に使えたら、皆がハッピーだ。