幸せはここにある、ASCAにある? | 医薬翻訳のアスカコーポレーション 社長ブログ

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大阪北浜、東京田町にオフィスを持つ医薬・バイオ分野の語学サービス会社 アスカコーポレーション社長 石岡映子のブログ。

先日高校の同窓生の集まりがあった。毎年のOB会コンペの二次会に絡めてその会に30名ほどが参加。私の期30期生がOBコンペの幹事年に当たるので、同級生たちで準備運営会にあたらないといけない。皆が毎年の会を楽しみにしているから一大イベントなのだ。そのキックオフを兼ねての会だ。


高校を卒業してからほとんど付き合いはないから35年ぶり?懐かしいね、変わってないね~、と話すものの、とうとう最後まで思い出せない人も多い(汗)。私の旧姓は「二位」なので、「にいさん」「にいさん」って呼ばれて恥ずかしいような、でも但馬弁もどこか懐かしくて心地いい。遊びによく行かせてもらったよね~、とか言われても、そ、そうだったっけ?実は私は高校時代の記憶があまりない。部活も途中でやめたし、勉強も投げやりだったから、全てが中途半端。当時、都会だけを憧れていた。

その後35年、普段東京と大阪を行き来している私にしてみれば豊岡は時が止まっているかのような静かな街だ。でもそこで暮らす同級生たちは、高校時代に付き合い、大学を卒業してから結婚し、地元の銀行や市役所、家業をついで皆幸せそうだ。景気が悪い、とは言うものの、決して都会に出たいわけではない。家族、地域を愛し、地元の文化、経済を身の丈で支えている。


シャッターが閉まる地方都市の商店街を歩くと淋しい気がするが、そこに暮らす人たちは地元への愛があり、それでも生きていける田舎だからの経済構造がある。


幸せはここにある、と思えるようになった。
隣の芝生が青くても、まずは足元を見よう。気付けなかった幸せがそこにはきっとある。