今日は、ちょっと視点を変えてお話しします。
会社の決算書を多く見ていると、業績が悪い会社に共通する
社長の考え方が見えてきます。
東北大震災、阪神大震災、熊本地震、
リーマンショックも含めて、多くの会社がどうにも防ぎようがないアクシデントを除けば、
その業績が悪い会社の多くは、社長の経営に対する考え方に原因があると思われます。
こんなことを言うと「えらそうなことを言うな」と一部の社長さんから言われ
そうですが、これは長年決算書と社長さんに対するヒアリングを繰り返して
来た、ある種の私の経験値から言っていることですので、ある意味「統計的データ」
と言っても良いかと思います。
決算書の内P/L(損益計算書)は1年間の経営成績(業績)です。
これは確かに景気等によって、良い時も悪い時もあります。
ですから1期見ただけではその会社の特質はわかりません。
最低3期、出来れば5期見ることが必要です。
例えばP/Lを5期並べて見れば、この会社の社長の損益の構造がわかります。
まず粗利率を見れば、業界における社長の商売に対する考え方がわかります。
また人件費、及び経費の使い方によって、社員及び経営に対する社長の考え方がわかります。さらには税金の支払い状況を見て、国家及び社会に対する社長の考え方がわかります。
一方B/S(貸借対照表)は会社の創業以来の財政状態(財産の状態)を表します。
ここには、社長の性格及び、経営に対する考え方がもろに現れます。
例えば、
現預金残高の月商に対する割合
売掛金の月商に対する割合
売掛金と買掛金のバランス。
在庫の月商に対する割合
借入金の月商に対する割合
借入金の総資産に対する割合
社長貸付金か社長借入金か?どちらが多いか?
或いはこれらが一切ないか?
仮払金、立替金、前払金、前受金、仮受金等の
よくわからない勘定があるのか?ないのか?
固定資産をどれくらい自己資本で賄っているのか?
或いは、どのような資金でまかなっているのか?
自己資金(内部留保)は、どれくらいあるのか?
上記に挙げたものは一般に「経営分析」として数値化されますが、
これらを総合すると、先程述べました、社長の経営に対する
考え方がくっきり表れます。
1期、2期ではわかりませんが、3期以上並べて見るとくっきり
わかります。
銀行には毎日毎日決算書を分析する仕事をしている「審査部」
があります。この方達は分析のプロです。
社長さんが銀行に提出される「決算書」を見て、
銀行の審査部は社長さんの性格、能力を全て見抜いているのです。
もちろん、これは融資に影響します。
つまり正しい経営の考え方をして経営されているか?いないか?は、
全て「決算書」に結果として表れていると言う事です。
日本では70%の企業が赤字です。
また国税庁の統計によると、会社設立後10年で
94%の企業が消えて行きます。
正しい考え方を持って経営をしないと、会社は1年2年は持っても
10年は経営が持ちません。
でも大丈夫です。
「経営に対する考え方」を替えれば、生き残れます!
社長様、今からでも遅くありません!
経営の考え方、変えましょ!
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