4月10日午後9時41分


父は永眠しました


あの日主治医からの限られた時間の宣告により、私は怖くて悲しくて何とも言えない気持ちでした


弱音を書くことも、父の状態を書くことも怖くて出来ませんでした


父への宣告を親族に伝えると、皆一様に泣き崩れていました。私までそうなるとまだ父は病と戦っているのに泣いてどうするねんっと気持ちを切り替え介護に集中することにしました。


父が亡くなるまでの4日間は水すら飲めなくなっていたのですが、飲みこめないのに飲みたいと懇願する父に対しスポンジで口を湿らすことしか出来ないジレンマ。これが本当に精神的に辛かったです。


1日前までは朦朧としながらも意思疎通は出来ていました。が、10日の朝からは反応がなく、ただ呼吸をしているだけになっていました。


午前午後と看護師さんが訪問してくれていましたが、最終日は意識レベルを見てもう間近だと察知していたのかもしれません


私がお風呂へ入ってすぐの夜8時15分、父の異変に母が気付きすぐに私が確認すると、呼吸は止まっていました


自分でも不思議なくらい冷静で心肺停止の時刻を記録し、看護師へ連絡をしました



看護師さんが直ぐに来てくれて、孫達も集まり家族みんなで父のエンゼルケアを施しました。

その後主治医が到着し、死亡時刻を確認し死亡診断書をその場で書いてくれました


自宅介護を始めた時から葬儀は最後の最後まで自宅で過ごさせてあげる為に自宅葬と決めていたので、この3日間はゆっくりと父と過ごせました。


苦しまず眠るように旅立った父。本当に穏やかで大好きな我が家で満足げな顔でした。


今日最後のお別れをし、ちっちゃくなって帰ってきた父。


今までの感謝も込めて親孝行は出来たかな、と自分を振り返っています


お父ちゃん。いつか、私もそこへ行く時が来たらまた一緒にDIYで何か作ろうよ。



今は寂しくてぽっかり心に穴があいています。


明日から手続きなどでバタバタするだろうし今日はゆっくりと眠ります


これまでブログを見てくださった皆さんに最後の報告は必要かなと思い今回最後のブログを書きましたが、これにて終了にしたいと思います。


ありがとうございました