美室ミシル役 コヒョジョン





ドラマ善徳女王 美室ミシルの真実


 


新羅の真興王チヌン 真智王チンジ真平王チンピョンの

時代に一世を風靡した


思道サド王后と美室ミシル。


ドラマではミシル役コヒョジョンが妖艶な演技を披露した。


ミシルとはいったいどんな女性だったのだろう。


チヌン王が床に伏すと彼女たちは政治を思うままにした。


只召チソ太后の子 世宗セジョンはミシルの夫と

もう一人ミシルの夫


ソル花郎ソルファラン そして ミシルの弟 美生ミセン。


しばらくしてチヌン王が崩御すると 

ミシルは事実を隠したまま


チヌン王の次男金輪クムニュン太子のもとに駆けつけ 

甘くささやき共寝した。


「クムニュン あなたを王にするから王座についたら私だけを寵愛して王妃にしてくださると約束してください。」


 


「心得た。そうしよう」とクムニュン。


 


そしてサド王后とミシルはクムニュンをチンジ王に即位させた。


 


がチンジ王は即位した後 ミシルとの約束を守らなかった。


この記録は「三国遺事」に残されている。


576年のことであり ドラマでも同じような演出がされていた。


 


契りを交わしたミシルを袖にして桃花女を求めたチンジに憤慨したミシルとサド王后。


 即位四年目に真智王を廃位に追い込んだ。


 


サドとミシルの行跡は「花郎世紀ファランセギ」に詳しい。


花郎世紀は花郎の首長である風月主32名についての編纂がされている。


花郎世紀には当時の新羅の近親婚
 兄が死んだ場合兄の嫁を弟が娶る話 
姉妹婚に関する記述が或る。


 この当時


朝廷では熾烈な権力争いがあった。


サド王后ミシル派 と只召夫人派である。


 


天下の絶色 美室ミシルのことは


 


絶世の美女で豊満かつ明朗であり その美貌は百花繚乱の如し 三つの美しい精気に包まれていた。と花郎世紀に書かれている。


 


 碧花ピョクァ(21代ソジ王の後宮)と王珍オクチンそして


吾道オド(王珍の母)三人の美女の精気を集めた。

三つの精気のほか


一つ 嬌態の売り方、媚の売り方。



二つ歌と舞踊にたけている



三つ男女間のセックスが抜群にうまかったこと


 


当時の新羅社会はセックスはとても開放的で  

ミシルは多くの男たちと交わりを持ち


そのセックスは巧みであり 

当時の新羅社会では全く恥じることのない

むしろ誇らしいことであった。


 


このような優れた資質を生かして


24代チヌン王 25代チンジ王 26代チンピョン王の

三代にわたり


セックスを共にする臣下として王に仕え時代を風靡した。


が王のほかにも夫だった世宗セジョン六世風月主 

を始めサダハム五世風月主 


ソル花郎ソルファラン 七世風月主 
銅輪トンニュン太子 チンピョン王の長子


などと交わり その色香で多くの権力者たちを惑わした。


多くの男性と関係を持ったが婚姻したのはセジョンだけだった。


セジョンの父親はイサブで チヌン王と種違いの兄弟であり母親は只召太后であった。


 


切ないサダハムとの恋・・・・・・・


 


 

善徳女王の真実 キムヨンヒクォンヨンス著より