



レベッカ 「 リチャード


レベッカ 「 ひどい・・・ 」
リチャード 「 ドジったな・・・・・・ サポート役が、このザマだ。」
レベッカ 「 リチャード・・・ 」
リチャード 「 そんな顔をするな・・・・・・
まだ、望みは、あるさ・・・・・ 助けはきっと来る・・・
俺のカンは当たるんだ。」
「 合同ラクーン市警葬で恋人が読み上げたリチャードの手紙 」
ブリジッドへ
何故こんな危ない職につくのかという君の訴えは、当然のものだと思う。
実際S.T.A.R.S.の任務は常に危険と隣りあわせだ。
こんな機会だし、ちょっと真面目に話しておこう。
ブリジッド・・・
以前も話したけど、やはり妹の事件が、僕には大きいんだ。
少年時代、僕は妹を守れなかった。
銃を持った犯罪者が相手だ。
君が慰めてくれたとおり、僕にできることはなかったかもしれない。
ただその時、僕は恐怖と躊躇に、何も抗えなかった。
妹が目の前で殺されたのに、一歩も動けなかったんだ。
守れなかったくやしさ、無力感・・・
妹は、自分の身代わりに死んだという気持ちだけが残された。
だからこそ、誰かを守る力になりたかった。
あのときの妹を、守れるような力に。
もう迷わない。
大切なものを必ず守る。
僕にとって、自分を許せる唯一の生き方が、S.T.A.R.S.なんだ。
犬死にしたいわけじゃない。
大切なものを守ることに躊躇しない。
そして自分自身も必ず生き残る。
約束する。
僕が今、何よりも守りたいのは君だから。
君を愛す
リチャード