- ヴァルキリープロファイル -咎を背負う者-
- ¥2,570
- Amazon.co.jp
CHAPTER 4 道標無きままに
一方、アルトリア王国、クリストフ王子のもとでは・・・
ルヴェルツ将軍 「 ロイエンバルグ辺境伯が、
殿下の従弟であるジョシュア様を擁して出兵しました 」
クリストフ 「 ・・・ロイエンバルグ卿が
何かの間違いではないのか 」
ルヴェルツ将軍 「 残念ながら・・・。」
クリストフ 「 なぜだ・・・。
私を補佐してくれる約束ではなかったのか、
ロイエンバルグ卿・・・。
なぜこう誰も彼もが、戦を起こそうとするのだ・・・。」
そして、ウィルフレドは、トゥルク村へ帰省していました・・・
マルゴット 「 おかえりなさい、貴方 遅かったじゃない・・・。
・・・私の愛しいセオドール。」
ウィルフレド 「 ・・・・・・。」
マルゴット 「 今すぐ食事の支度をするわ。 待っててね。
そうそう、オルゴールが壊れてるのよ。
直しておいてちょうだい 」
ウィルフレド 「 ・・・・・・。」
妹のエルシーが生きていた頃の回想シーン・・・
エルシー 「 父さん、オルゴール直してえ。
エルシー、あれがないと、眠れないの。」
セオドール 「 よしよし・・・。 帰ってきたら、直してやるよ。」
エルシー 「 えーっ 今、直してー 」
マルゴット 「 エルったら・・・。 パパを困らせてはいけませんよ。」
エルシー 「 だってえ・・・。
それじゃぁ、帰ったら、絶対、直してくれるって約束する・・・ 」
セオドール 「 ああ、必ずな。 けどーーー。」
ウィルフレド 「 必ず直す約束だったのに・・・。」
墓地へ行くと・・・
ウィルフレド 「 」
ティルテ 「 ・・・やっぱり 帰ってたのね。
珍しくおばさんの声が聞こえたから。」
ウィルフレド 「 ・・・いや、今日もちょっと寄っただけなんだ。」
ティルテ 「 今日もアンセルは、・・・一緒じゃないの 」
ウィルフレド 「 ・・・ああ。」
ティルテ 「 そう・・・。」
ウィルフレド 「 ・・・・・・。」
ティルテ 「 ・・・もう行くの 」
ウィルフレド 「 ・・・あまり時間がないんだ。」
ティルテ 「 行ってらっしゃい。
アンセルにも、たまには顔を出すように伝えてね。」
ウィルフレド 「 ・・・ああ。」
エーリス 「 ずっと隠し通すわけにはいきませんよ、ウィルフレド様。」
ウィルフレド 「 ・・・分かってる。」
心が病んで、昔の記憶に戻ってしまった、母マルゴット、
アンセルの死を知らずに、いつまでも帰りを待ち続ける、
幼なじみのティルテ・・・
帰省しても、ウィルフレドの心は、苦悩するばかりでした・・・
辛いですね・・・
これで、『CHAPTER 4 道標無きままに』は、終了です。
女神の羽は使わなかったので、
『CHAPTER 5』は、『迷い子の嘆き』ルートに進みます。
to be continued ・・・