ヴァルキリープロファイル -咎を背負う者-
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ここは、冥界・・・

暗闇星空の中で、ウィルフレドの頭の中に、蘇ってきた光景・・・


VP 068

父と共に戦ったという兵士から、

「 おまえの父は戦乙女に選定されたのだ 」 

と知らされたこと、


VP 057

父の死をきっかけに一家の家計が困窮し、

栄養失調で、妹エルシーが死んだこと・・・


そして、妹の死に責任を感じて、

母マルゴットの心が病んでしまったこと・・・


親友アンセルは、母を預けて村を出たウィルフレドを心配し、

彼についてきたのでした。


アンセル 「 戦場でバリバリ稼いで大金お金を手にすりゃ、

   戦乙女に復讐するなんてバカなこと考えなくなるさ。 」


アンセルは、そう考えていたのですが・・・


ウィルフレド 「 バカなことだったのか・・・はてなマーク

   親父を殺して、エルシーを死なせた戦乙女に、

   復讐しようとしたことが・・・

   ・・・。 ・・・このままじゃ死ねない・・・。

   呪ってやるビックリマーク 戦乙女ッビックリマーク

   せめて、俺の意志が消え果てるまで・・・ 」


その時、暗闇星空の中で、また別の声が聞こえてきたのです。


はてなマークはてなマークはてなマーク 「 死の間際にて、より一層燃える復讐の炎メラメラ

   人間を戦の駒としか見ぬ神々と、

   選定者たる戦乙女に逆らおうとは・・・ 」


ウィルフレド 「 ・・・誰だッ!? 」


はてなマークはてなマークはてなマーク 「 戦乙女、・・・だとしたらはてなマーク 」


ウィルフレド 「 出てこいッビックリマーク

   俺の心が読めるんだろッ!? 俺と勝負しろッ!! 」


はてなマークはてなマークはてなマーク 「 戦死すらできぬ哀れな戦没者・・・

   未練の念に囚われたまま、冥界にて果てるがいい。 」


ウィルフレド 「 くそッビックリマーク この魂ドキドキが消えるまで呪い続けてやるッ・・・ビックリマーク

   生まれ変わっても、ずっと・・・ 」


はてなマークはてなマークはてなマーク 「 ほう、妄執の炎メラメラが輝きを増している・・・

   戦乙女への憎しみは確かなようだ。

   おもしろい・・・

   生きて復讐したいかはてなマーク 」


ウィルフレド 「 !? 」


はてなマークはてなマークはてなマーク 「 そのためにどんな犠牲をも

   いとわぬ覚悟があるのならーーー 力を与えようぞ。」


ウィルフレド 「 ・・・ビックリマーク 」


はてなマークはてなマークはてなマーク 「 フフフ・・・ さあ、・・・どうするはてなマーク 」


ウィルフレド 「 ・・・ 」


はてなマークはてなマークはてなマーク 「 そうか。 ならば是非見せてほしい。

   駒が神々に刃を突きつけ、戦乙女に死を与える姿をーーー

   これは契約だ。」



星     星     星     星     星



そして・・・


アンセル 「 頼むよ、神様・・・。

   どうかウィルフレドを助けてくれ・・・。

   俺の命と引き替えでも構わないから・・・ 」


ウィルフレド 「 ・・・・・・・ッ。」


アンセル 「 ・・・ウィル!? 」


ウィルフレド 「 ・・・アン・・・セ・・・ルはてなマーク 」


アンセル 「 ウィルビックリマーク 良かった、気がついたビックリマーク

   お前、俺をかばって死にかけたんだよビックリマーク


ウィルフレド 「 ・・・そうだ、俺、死んで暗闇星空に堕ちてーーー。」


アンセル 「 死んでねえよビックリマーク ちゃんと生きてるってビックリマーク


ウィルフレド 「 じゃあ、あれは・・・夢、だったのか・・・。」


アンセル 「 神様、ありがとう・・・。

   俺の祈りを聞き届けてくれて・・・。」


ウィルフレド 「 大げさだな、アンセル。」


アンセル 「 大げさなもんかビックリマーク

   こんなに強く祈りを捧げたのは、生まれて初めてだぜ。

   祈りが届いて本当に良かったけど、

   ウィルには大きな借りができちまったな。」


ウィルフレド 「 ハハハ。」


VP 001

アンセル 「 さあ、砦へ戻って賞金お金をもらおうぜビックリマーク


ウィルフレド 「 ああ。」


こうして、ウィルフレドは生還することができたのですが・・・



         to be continued ・・・