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第８章 絶望そして希望
８ターン終了後・・・
敵の増援が、後から後から、次々に出てきます・・・
アイク 「 ・・・ッ ・・・まだ、兵がいるのか・・・
ハァッ・・・ 全員、城内に戻れ
くり返す 城内に戻るんだ
・・・ハッ ・・・ハァッ ・・・ハァッ・・・
畜生 まだだ・・・
まだ・・・ やられてたまるか・・・っ 」
ミスト 「 お兄ちゃん 」
アイク 「 ミスト
出てくるんじゃな・・・ 」
ミスト 「 いやっ 」
アイク 「 ミスト・・・
」
ミスト 「 ・・・もう、逃げられないんでしょ
わたしたち・・・ここで・・・死ぬんでしょ 」
アイク 「 バカをいうな
どんなことをしてでも、
おまえとヨファだけは、逃がしてやる
ここを抜け出したら、２人で、
ガリア王宮にいる、エリンシア姫を頼って・・・ 」
ミスト 「 わたし、どこにもいかない。
お兄ちゃんとみんなと・・・ここに残る。 」
アイク 「 ・・・・・・ 」
ミスト 「 いっしょに死ぬのは怖くないよ。
お母さんと・・・お父さんにも・・・会えるし。
だから・・・お願いだから・・・
逃げろだなんて言わないで・・・ね 」
アイク 「 ・・・わかった。だったら、ここにいろ。」
ミスト 「 ありがとう、お兄ちゃん。」
アイク 「 ・・・けどな、母さんたちには会えないぞ。」
ミスト 「 え 」
アイク 「 おまえは俺が守る。
絶対に死なせはせん。・・・親父と約束したんだ。」
ミスト 「 ・・・お兄ちゃん・・・」
そして、アイクは戦い続けます
アイク 「 ・・・ハッ ・・・ハッ・・・ ・・・ 」
ミスト 「 ・・・・・・ 」
カムラ 「 ・・・我がデイン正規軍相手に、
この人数でよくぞ、ここまで戦った。
敵ながら・・・見事
だが、それももう終わりだ
・・・かかれ 」
ミスト 「 ・・・・・・ 」
と、その時です
デイン兵 「 ぐ、ぐわぁっ 」
カムラ 「 ・・・なん・・・だ いったい、何が・・・ 」
２体のラグズが、飛び込んで来て、
あっという間に、デイン兵たちを蹴散らしてしまったのです
カムラ 「 ・・・ガリアの半獣どもめ・・・
たった２匹で・・・
我が部隊を壊滅に追いやるというのか
なんと・・・なんと圧倒的な力・・・」
アイク 「 ・・・これが・・・
ラグズ・・・ラグズの力か・・・」
そして、ラグズ１体が、カムラに攻撃しました
カムラ 「 ・・・ぐ ・・・は・・・
デイン王国に・・・・・・栄光・・・あれ・・・」
カムラは、一撃で倒され
デイン兵の部隊は、すべて、いなくなってしまいました
そして、アイクたちの危機を救ってくれたのは、
獣牙族のレテ（猫）と、モゥディ（虎）だったのです。
