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第7章 漆黒の魔手
グレイル 「 ・・・まったく・・・
しょうがない奴だな・・・
・・・もっとも・・・そんな風に・・・
育てたのは・・・
・・・この・・・お・・・れ・・・」
アイク 「 ・・・おやじ・・・
おやじ しっかりしろ
ここじゃ何もできない・・・
し・・・城に・・・戻らないと・・・ 」
アイクは、グレイルを担いで、城へ戻ることにしました。
アイク 「 ・・・っ ・・・ ・・・ ・・・
おやじ 気がついたか 」
グレイル 「 アイ・・・ク・・・
お前に・・・言っておく・・・ことが・・・ある。」
アイク 「 ・・・後で聞く。今は、城に戻る方が先だ。」
グレイル 「 ・・・仇を討とう・・・などと思うな・・・
あの・・・騎士のことは・・・忘れろ・・・」
アイク 「 な・・・んだって 」
グレイル 「 ガリア王・・・を・・・
・・・頼り・・・ここで、
・・・平和に・・・暮らせ・・・」
アイク 「 おやじ しゃべるな
体力が奪われる 頼むから・・・ 」
グレイル 「 ・・・後の・・・ことは・・・
すべて・・・おまえに・・・まかせたぞ・・・
・・・みんなを・・・
ミストを・・・」
アイク 「 待て・・・だめだ、そんなこと言うな
もうすぐ、明かり が見える・・・
あと少しっ・・・ あと少しで・・・ 」
幼いアイクを特訓している、グレイルの回想シーンの後・・・
グレイルの墓標の前で、ミストが泣いています
それを見守るアイク・・・
アイク 「 ・・・親父・・・
これは・・・夢じゃないんだな・・・
現実・・・なんだ・・・な・・・
・・・日が暮れて・・・冷えてきた・・・
中に戻るぞ、ミスト。
俺は、側にいたのに親父を守れなかった。
すまん・・・」
ミスト 「 ・・・ひ・・・っく・・・
・・・お父さん・・・いなくなって・・・ひっく・・・
・・・わ・・・わたし・・・もう・・
・・・どうしていいか・・・
わかん・・・ない・・・」
アイク 「 俺がいる。
俺が団長を継ぐ。親父の代わりに・・・
お前も、傭兵団のみんなも守ってみせる。」
ミスト 「 お兄・・・ちゃん・・・
・・・いやだからね・・・
お兄ちゃんまで・・・何にも言わず・・・
いなくなっちゃったりしたら・・・
いやだからね・・・」
アイク 「 ああ、約束だ・・・」
こうして、アイクは、グレイルの後を継いで、
グレイル傭兵団の団長になる決心をしたのです。
この後、アイクが父を越える勇将に、
成長できるかどうかは、
プレイヤー次第ということになるでしょうか・・・