ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡
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第7章   漆黒の魔手




cha06


漆黒の騎士 「 ・・・信じられんな・・・


   これが、我が師の成れの果てだというのか・・・」




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アイク 「 おやじッビックリマーク おやじッ!! 」




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グレイル 「 アイ・・・ク・・・」


アイク 「 しっかりしろビックリマーク 」



漆黒の騎士 「 ・・・さあ、渡してもらいましょうか。」


グレイル 「 あ・・・れは・・・もう・・・

   

   ・・・捨てた・・・」


漆黒の騎士 「 フッビックリマーク あれがどんなものか、

   最も知るはずのあなたが、

   あれを捨てただなどと・・・


   もう少し、ましな言い訳を期待しましたがはてなマーク 」


グレイル 「 ・・・話は・・・終わりだ・・・」


漆黒の騎士 「 どうあっても、口を割らぬ・・・とはてなマーク


   確かに、死人に口はなし・・・


   だが・・・まだ、しばし時がある。


   ・・・息子の死に顔を見て、

   なお、同じセリフが言えるのか・・・

   試してみるのもいいでしょう・・・」


アイクは、それを聞くと、剣をかまえました。


グレイル 「 アイク!!


   やめろビックリマーク アイク!! 」


しかし、アイクは、漆黒の騎士に、

一撃で倒されてしまいます。


アイク 「 ・・・っ・・・ビックリマーク 」


グレイル 「 アイクッ!! 」


漆黒の騎士 「 次は、はずさん。

   ・・・例のものを渡せビックリマーク


   おとなしく従うならば、息子の命だけは、保証しよう。」



グレイル 「 やめ・・・ろ!!


   ・・・息子に手を出す・・・なビックリマーク 」



と、その時、地面が揺れるほどの地響きと共に、

動物の唸り声しし座 が聞こえました。



漆黒の騎士 「 ・・・これは・・・【獅子王】か・・・

   やむをえん、ここは、一度退くか・・・」



アイクは、立ち上がり、まだ戦おうとしています。


漆黒の騎士 「 ビックリマーク 」


アイク 「 ・・・逃がすものか・・・っビックリマーク 」


漆黒の騎士 「 ・・・お前も、父親と同じ愚か者かはてなマーク 」


グレイルは、何とか、アイクを助けようと、

起き上がりましたが・・・


グレイル 「 ・・・ぐ・・・は・・・っ・・・」


アイク 「 おやじ・・・!! 」


グレイル 「 ・・・やめろビックリマーク

   お前の勝てる相手じゃない・・・」


アイク 「 しかし・・・ビックリマーク 」


グレイル 「 アイクッ!! 」



漆黒の騎士 「 来ないのかはてなマーク

   ならば、こちらから・・・」


再び、さらに大きな動物の唸り声が、聴こえてきました。



漆黒の騎士 「 ・・・近いな。

   ・・・今、奴らと事をかまえるわけにはいかん。


   フッ、命拾いをしたな、小僧ビックリマーク 」



そう言うと、漆黒の騎士は、魔法陣を呼び出して、

それと共に、消えてしまいましたオバケ ・・・


でも、魔法を使ったわけではないです。

これには、ある秘密がありました。


この後も、漆黒の騎士は、アイクの前に姿を現しますが、

この「蒼炎に軌跡」の中では、

正体も、魔法陣の秘密も謎のまま、

終わってしまいます。