- ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡
- ¥5,980
- Amazon.co.jp
第7章 漆黒の魔手
ミスト 「 お父さん お兄ちゃん 」
アイク 「 ミスト 」
エリンシア 「 グレイル様、アイク様・・・
ご無事でよかった。」
アイク 「 エリンシア姫・・・
どうして戻ってきたんだ 」
ライ 「 王女は、あんたたち傭兵団の救助を、
ガリア軍に要請してきた。
だから、オレたちが来たってわけだ。」
アイク 「 お前は、ガリアの・・・半獣か・・・ 」
ライ 「 ”半獣”
ハッ 思い上がった呼び名だよな
お前たちから見れば、オレたち【ラグズ】は、
半端者の”半獣”だってのかい 」
アイク 「 ・・・他に呼び名を知らなかった。
気にさわったのなら、すまん。
あんたたちのことは、ラグズ・・・
そう呼べば、いいのか 」
ライ 「 へえ スジは、通すってのか
気に入ったよ。
で、お前さんは・・・ええっと 」
アイク 「 アイクだ。 グレイル傭兵団のアイク。」
ライ 「 オレは、ガリアの戦士 ライ。
突然、ガリア領内に駆け込んでくる奴らがいるから、
何かと思えば・・・
クリミアの王女だっていうじゃないか。
驚いたよ。
2日前に、クリミア王宮で、
デインが出した勝利宣言で、
王族は、全て殺害されたと思ってたからな。」
アイク 「 勝利宣言・・・
じゃあ、クリミアはもう・・・ 」
エリンシア 「 ・・・私も、先ほど、ライ様から伺いました・・・
私が・・・逃げ出した直後に・・・
レニングおじ様は・・・もう・・・
私は・・・本当に・・・たった・・・1人に・・・」
アイク 「 エリンシア姫・・・」
ライ 「 それがあったからこそ、我が王は、念のため、
国境の警備を強化されていた。
オレの部隊が、救援に来れたのは、
偶然じゃないってわけさ。」
アイク 「 ・・・そうか・・」
ライ 「 とりあえず、エリンシア姫を王の元へご案内する。
アイク、あんたたちについては、
上の指示を仰いでみるから、
ガリア領にある古城で、待機しててくれ。
悪いが、こんなに大勢の他国者を、
いきなり王宮に、連れて行くわけにはいかなくてね。」