「メンタルの調子が悪い」と言うと、あなたは何を思い浮かべるだろうか。
憂鬱な気分であるとか、なんか不安だとか、酷い場合は消えてしまいたいだとか……そういうことによって頭が支配されている様子、だろうか。
私は過去に適応障害と診断され、現在も治療を続けている。酷い時は動けずひたすら泣くだけの日々だったが、今では仕事にも復帰出来ている。
しかし。
なかなか元気になるというのは難しいのだな、ということをここ最近実感している。
先程、メンタル不調についてのイメージを尋ねたが、私の場合は「つらい」という感情が非常に強く出る。
おそらく原因は仕事なのだが、仕事の何がつらいのか明確でない。ただひたすら「つらい」に心身が囚われ、身体が言うことを聞かず、吐き気をもよおしたり涙が出たりしてしまうのである。
これでも、数週間前までは普通に仕事に行けていたのだ。それなのにここに来てまた、病に蝕まれている。
精神科医は、「もしかしたら、心の奥底に何か原因があるのかもしれませんね」と言っているが、仕事の人間関係は別に悪くなく、上司も病気への理解はある。仕事内容も難しくなく、忙しくもない。そもそも学生時代からやりたかった仕事であり、嫌々やっているという訳でもない。
いっそ転職してみたら……とも思ったのだが、原因が分からない以上、踏み切り難い。
それに、また新しい環境で人間関係を構築し直したり、病への理解を求めたりするのが非常にストレスである。
とはいえ、今の環境にずっと居るのも、同僚や上司に迷惑をかけるのではないかと思ってしまう。
こういった話をすると、「責任感が強いから病になった」といわれる。確かに十分有り得ると思う。だが、休職を繰り返した身としては、いかに仕事上の自分のフォローが大変かも学んでしまった。他人が同じ状況になった場合、自分がフォローする分には何も感じないのだが、自分のこととなると申し訳なく思う。カウンセリングで色々話しているとはいえ、この気持ちそのものを無くすことは難しいのではないかとも感じる。
休みたくない。
今の切実な思いだ。せっかく復帰したのに、せっかくここまで働いてきたのに、せっかくやりたい仕事が出来ているのに……。
「つらい」は、運命のように心のドアを激しく叩く。横になって休めば多少良くなるが、いつもそう出来るとは限らない。今の私に必要なのは、それも含めて自分だと受け入れることなのかもしれない。