こんにちは、公に義を貫くことを志としています前赤磐市議会議員、公義の志佐々木ゆうじです。

本年3月22日に市議会を退職し、現在は住民のひとりとして生活しておりますが、市政に関し、日々ご相談や市政へのご意見や苦情を多数頂いております。

退職後も「市政はやっぱり佐々木」と名前を思い出してくださること、誠に光栄でございまして、現職でなく発言権はありませんが、すこしでも市政発展に尽力したいと思っています。

さて昨日、市議会の原田そよ議員の議会発言を見たと言われる住民の方よりご連絡を頂きました。

内容としては、市長の自宅と、作業場の間にある公道（これは農道だそうです）の上に屋根を設置している件でして、この件については私も在職中、議会でのやり取りを拝見しておりましたので、よく存じ上げておりました件です。

市長は「公職にある者としての姿勢としてどうなのか？」との原田議員の問題指摘に「私的なことなので答弁は差し控える」と弁明を避け、雨除けのために設置したであろう屋根について、正当な行為であることを繰り返し主張していらっしゃいます。

（市長宅と作業場の間にあるのが農道（公道）で、上部に屋根が建築されています）

確かに、市長答弁における正当性は、原田議員の問題指摘はこの建築物に関してのものですので、基準が定められる前に物について現在の基準を当てはめて問題だとするのは、指摘として理解不足な面があったと思います。

しかし今回住民の方より、市長は赤磐市役所を私物化しすぎている。とのご指摘を受けて、そもそも建築法で問題指摘することへ何となく釈然としていませんでしたので、別の角度から調査してみました。

そうしたところ道路法に関係することとして問題指摘ができるのではないかと思いました。

しかしこの公道は農道であり、一般道路とは違い、道路法の適用は受けないものです。

が、農道に関しては裁量管理といい、地元自治体（つまり赤磐市）が通行する車両の安全を確保し、通行を保障しなければならない責務を持っています。

通行する車両は道路交通法に定められる法定車両も含まれており、

道路交通法及び道路交通法施行令によると、道路を走行する自動車の積載物を含めた高さの制限（以下「車高制限」という。）については、３．８メートルとされ、道路又は交通の状況により支障がないと認めた道路では、車高制限４．１メートルと緩和されています。

そのため、この場合だと４．１メートルまで取らなくても、最低３．８メートルの車両が通行できるよう裁量管理を行う必要があります。

しかし現実は２．５メートル強ほどしか高さはなく、道路交通法で定められた背高３．８メートルの車両は通行ができません。

屋根工作物については原田議員が問題指摘を始めたころ、令和３年に占有申請があり許可されたようですが、しかし農道の裁量管理の観点で、工作物の最上高までは検討されていないようで、現在に至っています。

市役所として一旦、申請を受けて許可しているものですから、今から是正の指示はなかなか出せないと思いますので、それであれば道路の入り口付近に、前方の道路部分に「背高、何メートル以上は通行できません」と注意標識を設置するのは道路管理者として取るべき責務だろと思います。

今のままだと、前方の状況が分からない車両が当該道路に入った場合、屋根があって通行できないことに気づいたら、この細い道路を約２００メートル以上もバックしなければならず、もし脱輪事故などした場合、農地が油類で汚損される可能性もあります。

そういう可能性を排除するのが道路管理者の裁量管理とも言えます。

私の考えた、こんな感じの標識看板を設置しませんか？とご提案して、

本件を終えたいと思います。みなさまどうでしょうか。

公義の志　佐々木ゆうじ

市長が公道を占有している件について住民苦情を受け付けました