こんばんは、公に義を貫くことを志としています赤磐市議会議員、公義の志佐々木ゆうじです。明日の定例街頭市政報告会では、最近私が特に力を入れて研究している街に関する様々な分野を好循環させるソリューションアイデアについてお話したいと思います。

街づくりを進める上で、必要になるテクノロジーについてご紹介方々、国の方針などもご案内できたらと思っています。

テーマ「地域政策にICTイノベーションを」

＜定例街頭演説会の予定＞　※多少の時間前後もございます。

・１５時３０分頃〜マルナカ山陽店前

・１６時頃～　イズミYou＆Meタウン駐車場前

・１６時４５分頃〜マックスバリュー桜ヶ丘店前交差点

さて、「赤磐市では、現在新たなまちづくりの基本方針となる立地適正化計画の策定を進めています。この度、市民の皆様を対象とした、今後のまちづくりについての説明会を開催しました」ということで、私たちの赤磐市では現在、新市街地の新設を起爆剤とし、市内全域の活性化を目指す取り組みを進めています。

その住民説明会を、

第1回目、令和4年9月9日（金曜日）午後7時から午後8時、

第2回目を令和4年9月11日（日曜日）午後3時から午後4時に行い、

多数の方々にご参集頂き、内容説明を受けて頂きました。

新しい事ですし、まだまだ計画段階でもありますので具体な説明が出来ない面などもあり、全ての参加者に充分ご納得を頂くには至らなかった面もあったように感じましたが、計画自体は着々と進んでいるようです。

現在までの計画は立地適正化計画と申しまして、農地から住宅地、あるいは商業地に使用できるよう、土地の用途変更を可能にするための基本となる都市計画の策定でしたが、今後は次のフェーズである具体的な街づくりのイメージ策定に入って参ります。

次なるフェーズは、子育て、福祉、文教（教育）、商業（経済）、行政　をどう開発地域に落とし込んでいくかといった計画が策定されていく訳ですが、従来の視点（一般的な取り組みといった意味）で言えば、先ず都市計画上のエリアゾーニングを行い、それぞれの分野がそれぞれの定められたエリアで根付くような設計が為されて以上終了（いっちょ上がり）となります。

しかしながら住民として便利な街を希望するならば、子育て、福祉、文教（教育）、商業（経済）、行政のそれぞれの分野が効率よく接続され、総合的に利用が促進される必要があります。

しかし生活は24時間ですし、24時間社会が動いている中、これを時間的な切れ目がないよう行うには人間の手では複雑すぎて実質無理でしょう。

冒頭に私は今回の街頭市政報告会では「最近私が特に力を入れて研究している街に関する様々な分野を好循環させるソリューションアイデアについてお話したいと思います」と申しましたが、このソリューション活用することで、人間の手では複雑すぎて出来ないことでも可能になることを示唆した次第です。

皆さまMaaSといったICTソリューションをご存じでしょうか？

このソリューションは「Mobility as a Service」の頭文字を取って呼ばれているもので、地域内に存在する複数の交通手段をAIなどが自動で計算し、今いるA地点から目的地たるB地点まで最適に最短で案内してくれるサービスです。

現在、多くの自治体で導入されており、特には過疎地域の交通弱者の交通を最適化するのに活用されていますが、この運用もネクストフェーズに入って来ており、Beyond Solution(次世代ソリューション)と呼ばれるようになってきました。

このMaaSというシステムは、複数のものを接続し、且つ効率化させるのが概念であり、そのため交通を効率化するために使用されてきました。

一方で私たちの社会には福祉分野（例えば複数人物の介護計画とその実行・割り振り）などもあり、人手不足などから先行きが懸念されている分野があります。

しかしながらこのMaaSのプログラムを“複数人物の介護計画とその実行・割り振り”に転嫁させることによって、例えば現状よくあるケースとして、急に介護が必要になったBさん。しかし計画に入っていないので直ぐに対応できない。といった場合でも、MaaSにかけたら〇〇さんがAさんの後にBさん宅に行けるようだから対応可能となる訳です。

また本市が取り組んでいる新しい街づくりでも、子育て、福祉、文教（教育）、商業（経済）、行政の各種分野がありますが、これらの物を効率よく接続し、最適化することで地域経済や住民生活の各分野を好循環させることも可能になります。

この取り組みは国土交通省が実証実験を繰り返しており、11月18日に開かれた交通政策審議会（国土交通相の諮問機関）でも、自治体がまちづくりと交通政策を一体的に進められるよう支援を強化しようとなったようです（下記の記事をご参照ください）。

いまやICTを活用することは必須で、活用ができないと、せっかく巨額の予算を投じて街づくりを進めても機能性高いものにはならず、その内、古びて使用されなくなる箱物を作るだけとなると思います。

明日はそんなお話を行いたいと思います。

乞うご期待です！

（街頭演説も満11年を迎えました。これからも頑張りますので応援よろしくお願いします）

公義の志　佐々木ゆうじ

「地域政策にICTイノベーションを」令和4年11月19日（日）定例街頭演説のお知らせ