スマートフォン・タブレット端末の普及でインターネット通販市場は拡大している。

注文した商品が即日自宅に、しかも時間帯を指定して確実に届く時代。

Amazonや楽天、ZOZOTOWNなど今後のインターネット通販市場の拡大は確実である。

 

そんな便利な通販市場を支えているのが日本の宅配事業である。

年間の宅配取扱個数は約4,000,000,000個(40億個)に迫る。

日本の宅配サービスの利便性は世界でもトップレベルである。

尚且つ、再配達・時間指定も無料。配送料金は安価。この利便性を生み出したのが約40年前に創業したY社である。これに追随しているのがS社とN社であったりする。

 

生活が便利になる反面、宅配各社の経営はもはや限界なのが現状である。

・人手不足

・再配達

・長時間労働

・収益性の悪化

これらはすべて社会問題になっている。

 

Y社はついに荷受け総量の抑制と残業時間1割削減、時間帯指定の見直しと値上げをすると労使と調整した。他社も追随することはほぼ間違いないだろ。

 

この10年で生活スタイル・宅配環境が想像もしていなかったほどに様変わりしたように、今後10年で更に生活環境は変化するだろう。想像もしていなかった世界になるだろう。

 

宅配ボックス・コンビニ受取サービスなどが普及し、法整備もされるだろう。

配送料金は確実に値上げになり、配送はドローンや無人自動車が担うのかもしれない。

物流倉庫での仕分けもすべてロボットが作業をする為、製品が作られてエンドユーザーの手元に届くまで人間の手に触れないという時代がくるだろう。

 

ここからは個人的な妄想になるが、宅配会社にはロボットを管理し、操縦する人材が必要となる。そして今まで課題となっていた設備投資などがクリアされ、宅配事業への参入が活発化すると思う。

 

10年後の世界は想像もしない世界になることは間違いない。

生活が豊かになることは、自分の首を絞めることは否めない。