ファーストアルバム「祥風」
レコーディング時の写真を見つけました。
これは、妹の咲千絵とデュオで収録した
''十三の砂山''のレコーディング中ですね
青山のビクタースタジオにて
この曲は確か夜中遅くに録ったハズ…。
ぼくたちの演奏がなかなか上手くいかなくて、
コントロールルームで見ていた師匠が
ブースの中に入って隣でリズムをとってくださり
そんな中でようやく良いテイクが録れたんです。
近くに師匠がいるだけで安心するんですよね。
師匠の安心感は、言葉では言い表せません。
この時わたし16歳か
祥風のレコーディングの時は
全てが初めてのことで、全部新鮮だったなぁ。
ちなみにこの時の出来事で
強烈に思い出に残ってるのは2つ
ひとつは、
レコーディング初日の朝。
泊まっていたホテルが水道管破裂して水浸しに
朝起きると天井から水が滴り落ちている!窓際に置いていた三味線だけ奇跡的に無事で、すぐに楽器を持って部屋を飛び出しました。
そのあと、初日ですからね、気合いを入れるためにどうしてもシャワーを浴びたくて、無理言って漫画喫茶に入りそこでシャワーを浴びるという。いきなり都会の洗礼を受けた気分でした。笑
ふたつめは、
ぼくがレコーディングしていたスタジオの二階上でサザンオールスターズさんがレコーディングをしていたんです。プロデューサーからそのことを聞いてどうしてもサザンを見てみたかったぼくは4階のスタジオにそ〜っと忍び込もうと… した時、スタッフさんに見つかり入るなと怒られやむなく退散。
そりゃそうですわな。笑
そんなことがありながら出来上がったのが、デビューアルバム「祥風」なんですよ!ぜひこれを想像しながら聴いてみてくださいね。
曲のどこかに「えっ、サザンいるの」というワクワク感が出ちゃっているかもしれません