2026.3.14(土)

その日私は、16日〆切の仕事を終わらせるため

前日から泊まり込みで仕事に出てた。


お昼を過ぎたくらい

滅多に電話してこない旦那から着信。

嫌な予感がした。

"あ、ごめん。たくんがケトルを…"

後ろで泣き叫ぶ長女と末っ子

騒がしい声と怒った声と泣き声と謝る声と


もうなんて返事したかもわからない。

きっとたくさん責めた。

"なんで!?この前言ったじゃん!なんしよったと!"多分こんな事をずっと問いただした気がする。


2〜3日前、ケトルを引っ張って

冷めた中身をぶち撒けた末っ子。

その時は全く洋服にかからず、床が水浸しになっただけだった。

だからかな、心の奥底で軽傷だと思ってた。

こんな酷いことになってるとは思いもしなかった。

片付けよう、使う時、使った後は気をつけよう。

そんな会話をしたばかりだった。


自宅から徒歩数分の距離を

走って戻った。


浴室で裸の息子。

シャワーをかける旦那。

状況を説明してくれる長男、次男。

泣きながら謝る長女。


旦那は知らなかったのか

慌ててたのか洋服を脱がして

シャワーで冷やしてた。


どうしてそんな事も知らないのってまた責めた。

(応急処置は脱がさず、すぐ流水で冷やす。これは救急隊からも最初に指示されました。)


息子に目を向けると

腕から腰辺りにかけて

皮が剥けて濃いめのピンク

腕の一部は

(例えが悪いけど水死体みたいな)

ぶよぶよで真っ白になってた


その範囲と白くなった皮膚を見て

あ、これヤバいやつだ。って

そんな思いが過ぎったのに

救急車を呼んでいいのか、

土曜の午後の時間どこの病院に行けばいいのか

まったく回らない頭

とりあえずかかりつけの小児科に電話して

指示を仰ぐ

"すぐ救急車を呼んで"

そう言われて119したのが13:55

到着まで11分って言われたかな?

おそ。

救急隊の携帯から電話があって状況説明

"近くの病院に搬送するので

救急車の音が聞こえたらすぐ出てきてください!"


そう言われたのに

救急車到着してもなかなか出発しない。

後ろから車で追いかけます。というと

状態が酷いと判断しました。大学病院から当たろうと思います。一刻を争います。乗ってください。タイミングがズレると病院に入れません。


たしかそんな事を言われた気がする。

すごく体温が下がった息子はアルミシートに包まれ主人の腕の中でウトウトしてた。


どこの病院かもわからない。

救急車内から外も見えない。

息子はどうなるんだろう。

不安と体勢と揺れと

吐きそうなのを必死で抑えてた。

救急車の到着から病院まで

時間がとんでもなく長く感じた。

実際、通報から1時間くらい経ってたと思う。



もっと早く救急車を呼ぶべきだった。

応急処置の知識も家族と共有しとくべきだった…

そしたらこんなに酷くならんかったかもしれない。


そもそも私が

仕事に行かなければ…

もっと早くケトルを直しとけば…

起こってしまった事を

ネチネチ責めて、最低だ。

でも、なんで…?

あの日から今まで

ずっと同じような事を考えてます。


起こってしまったことは

しょうがない。

そうは思えないのです。