最先端の12歳〜Xジェンダー

こんにちは

purpose A

いけだあさみです

今日は

昨年から少しづつ
話を進めてきた
長女こはるちゃんの
進学のお話

いよいよ
4月から中学生となる
こはるちゃん

女の子で生まれたが
心は男の子

でも
完璧な男の子でありたいわけでもなく
女の子を全否定しているわけでもないという
性別を決めていない感じ

Xジェンダー

調べてみれば
珍しくとも何ともなく
性の自由がやっと
すこしづつ認められてきた

最先端を生きる我が娘
こはるちゃんです

進学にあたり
女子の制服はスカート
男子はスラックス
それが決まり事

ルール

進学先の中学校では
前例はない、ということで

こはるちゃんの為はもちろんのこと
これからの子供達が
生きやすい世の中と
なれるように

もしかしたら
先生と戦わなくてはならないのかもしれない、と

制服の問題が
とても大きな心の壁となり
今までもきっと
我慢してスカートを履いたり
スラックスを履いたりした子供達が
どれだけいたのだろうなという思い

子供がSOSのサインを出しても
恥ずかしい
情けない
と、子供の声に
耳を傾けられなかった親も
きっとたくさんいたのかなとも
(責めていないよ、仕方がないの、時代だから)

1日入学の日に
きちんと話をした上で

結果
先生がまんまと
前例がないため

女子のスラックスは認めない
という話をしたならば

私はみすみす
ハイ、ワカリマシタ
と
こはるちゃんに
スカートヲハキナサイ
と言うだろうか

規則だから、と
前例がないのだから、と
仕方がないんだ、と
我慢しなさい、と
親の言うことを聞きなさい、と

もちろん
そんな言葉を言う選択は
私の中に1ミリもなく

先生の回答次第では

時代が違うこと
性の自由を
胸張って言う母親でなければ
こはるちゃんは、また

ほらね
大人ってそうやって
子供の意思なんか無視して
理解なんかしてくれない、と

薄っぺらい規則と建前
人の目を気にした
くだらない大人を見て
ガッカリするのだろう、と
(こはるちゃんは何度もそんな大人にガッカリしています)

私の中で
1日入学という日は
重くもあり
いい意味での
反骨精神

前例のないことを
こはるちゃんと二人で
挑むような
戦うような

反面

時代の変わり目を
この目で見たい
どうか
優しい世界を見せてくれないだろうか、と
ありがたいと思いたい
感謝したい
時代が味方してくれているのだ、と強くありたい
新たな時代を切り開く為に

そして迎えた1日入学

結果は...

確かに前例がないため
制服を作るにあたり
話し合いが必要だが
女子のスラックスを許可する
という流れとなり
(パチパチ〜!)

制服の生地やサイズなど
別日に相談しに行き
こはるちゃんも
なかなかイイね＾＾と
上機嫌でありました

これからは
こういった子も増える為
今回初のいい試みだ、と
制服の販売店店長さんには
本当に感謝の思いで
前向きにこはるちゃんと
関わりを持ち
心を弾ませてもらいました

ありがたいですよ
本当に...

だんだんこういった例は
増えつつあるが
山形県ではまだまだこれから
という中で
理解ある先生や店長さんの
気持ちがとても温かいものでしてね

私の心に
しみ煎餅のように
シミシミと
しみ渡りましたとさ

しかし

どんなであっても
自分の気持ちを素直に話してくれるこはるちゃんで良かったなと

つくづく思う今回の件

もし
こはるちゃんが

親の前ではイイ子でいなければならない
優秀でなくてはならない
人と同じでなければならない

というような
世間一般的にイイ子だったのならば

きっと

Xジェンダーを隠し

スカートを選択したのだろうな、と

何の迷いもなく
仕方がないんだ、と
新しい制服楽しみだなーなんて嘘をついて
無駄にニコニコして
頑張るーとか言って

心が死ぬところでした

私の顔色なんて
伺うような娘じゃなくて良かった

スカート履きたくない、とハッキリ言える娘で良かった

（一昨年、庄内の海～）