私は、コーチングスクールに通い、コーチの資格を取って、14年4か月4月になります。
コーチをつけていた時もあるし、つけていなかった時もあります。
今のコーチは5人目。
継続セッションを依頼して5年になります。
継続の最長記録を更新中。
私は、コーチング研修やお試しセッション、研修の特典などで、たくさんのコーチのセッションを受けてきました。
数を重ねている分、自分なりの基準があり、コーチ選びには自信があります。
そして、時と場合によって、コーチを使い分けるということもできます。
チャンスがあれば、コーチングセッションを受けてみたい、と、狙っているコーチもいます。
セッションを受けて、このコーチのアプローチはいいな、マネしたい、と思うし、この質問の出し方はすごいな、と感動すると、それを目標にします。
セッションの中身だけではなく、セッションに至るまでのやり取りも「こういう風にするといいんだな」と学びます。
ほかのコーチのセッションを受けて、なんだかしっくりこなかった時、なぜだろう?と思うときには、セッションの中で、自分の違和感を話して、整理をすることもあります。
今のコーチを依頼するまでは、長くて2年くらいの継続セッションしか経験がありませんでした。
2位に最上志向があるので、違和感を感じたり、ダメだと思うとバッサリ切っちゃう。
1位が目標志向ですから、目標が定まると動きは速いです。コーチを変えるときには、いろいろリサーチして、ほかのコーチ候補を見つけています。
今のコーチに依頼したのは、最初はコーチングではなく、ストレングス・ファインダーの読み込みの個別指導でした。
依頼当時、ストレングス・ファインダーの勉強会や講習会が少なくて、学ぶ場所をさがしていたのです。
月に一度、対面で教えて貰って、「読み込みの指導は、一通り終わりました」と言われたときに、コーチングの依頼をしました。
なぜコーチングの依頼をしたのか?理由は、2つあります。
1つ目は、読み込みの指導を受けているときに、私がどんなにしゃべっても、どんなに突っ込んだ質問をしても、しっかり聴いてもらえて、答えてもらえたこと。
私が、自分のペースで思ったことを言語化すると、回転が速いので、相手がフリーズします。それで、普段は相手の様子を見ながら、話したいことの3割で止めるようにしています。そのストレスが、そのコーチには全くありませんでした。
2つ目は、短期の継続ではなく、長期の継続を経験したいということ。コーチにロングスパンで見たフィードバックをもらえるっていいなと思いました。「〇年間で変わったことは、これです」とか、「あの時のパターンと同じですよ」とか言って貰うのに憧れていました。
継続5年目にして、「最初のセッションの時に、出ていた課題がより明確になってきましたね」とフィードバックを貰った時には、
「やったぁ」とガッツポーズをしました。
私の弱点も知っているし、泣き言も聞いているし、強みを一番理解しているのも、今のコーチです。
ブレブレになった時には、「今後、コーチングセッションは続けますか?」と再セッティングの提案もありました。
コーチングを受け続けるって、山あり谷ありです。
「今回までで、コーチング終わりたいです、って言った方がいいかも」とか、予約をキャンセルしようとか、何度も思いました。
コーチング料って、私の浪費なのかな?と悩んだこともありました。
5年間を振り返ってみて、コーチをつけていてよかった、と思っています。
失職して、就活している不安な時も、いろんなチャンスを得られて有頂天になっているときも、コーチングセッションをうけることで、自分の立ち位置を確認したり、可能性を発見したり、波に乗れたり、失速する怖さと向き合えたりしました。
これからも、クライアントとして、コーチといろんな経験を積み重ねていくんだろうな。
その分のエッセンスを、自分のクライアントさんに提供できたらいいなと思います。
自分のコーチングセッションは録音して、聞き直しをします。
聴くときには、クライアント目線とコーチ目線で聞きます。
「このクライアント面白い人だな」
「普通じゃ思いつかないことを、弾丸トークで話すんだ」
自分で自分にあきれたり、感心したりします。
そして、このクライアント(自分のこと)が、大きく成長しますようにと、毎回、祈ります。
「本田さんって、面白いクライアントですよ」というのが、コーチのフィードバックです。
人一倍気持ちを察して、優しいのに、セッション中は、ポーカーフェイスのコーチです。
書いてみて、気が付いたのですが、私がセッション中は、自分の姿を見るのに一生懸命で、コーチの表情なんてみてない、ということですね。
クライアントの鏡に徹しているコーチです。
昨年の1月に「今年は、もうちょっと承認入れてもらえませんか?」と伝えた時には、「本田さんは、中途半端な承認は、見抜いて嫌がるからしていませんけど」とあっさり言われました。
その後、録音を聞き直して、「これだけコーチの承認が入っているのに全然気がついてなかった」と思って、びっくりしました。
クライアントとしてのチカラが上がると、コーチとしてのチカラもあがります。
その逆もしかり。
5年後の自分が楽しみです。