とある教授の研究室の喫煙所の中、俺は息を潜めている。
こつん、こつん、足跡がどんどん近づいてくる。
こつん、カッ!
足跡が研究室の喫煙所の目の前で止まった。
ガチャガチャ!!
ドアノブが乱暴に回される。
ギーと重いドアが開いていく・・・。

俺は現時点で夏休みを満喫している。
何せ大学生活で最後の夏休みであるからだ!!

バイトもやめた!

だって、四年の春学期の授業数が週5で思いっきり入っているのだ!
遊べないので遊べるときに遊ぶ!

しかし、俺の満喫してた夏休みに陰りが見えてきたのは昨日である。
友人12人とキャンプをしてた時だ。
携帯の悪魔の着信音がなる。

俺は恐怖でメールの内容を見なかった。
怖い、怖い、怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い!

俺の貴重な夏休みが奪われてしまうのではないだろうか!?

しかし、俺は決死の覚悟でメールを見た!

「朝倉くん、私です、教授です。朝倉くんに対していくつか質問をしなくてはいけません、直ちに大学もしくは事務所まで来ていただきたい。待ってます」

あぁ、俺の夏休みさようなら。

そして楽しいキャンプ(俺はメールを見て以来テンションがどん底)が終わった。

あぁ、次の日に大学に行こう、出頭しよう。
次の日に俺は大学に行った。
しかし恐怖のため、研究室にはいけなかった。
俺の所属している研究室は二箇所あり、研究する場所と喫煙する場所である。

俺は気持ちを落ち着かせるため、喫煙所に行った。
しかしうかつだった。
その研究室と喫煙所は真横なのである。
まぁ、俺の所属している研究室の人たちは皆、使う喫煙所だ。
一人の先輩が来た。
「朝倉くんじゃん!きたの?きちゃったの!?」
えぇ、きました。こない方が怖いので・・・。
「あぁ、残念だね!まぁ、がんばってよ!」
何をがんばるのですか??
あはははなどと笑っている。怖いな。
「じゃぁね!」
待て!先輩はタバコを吸いに来たのでしょう!?
「いいよいいよ、ここにいると俺も被害・・・邪魔だろうしね!」
おいおい・・・
「じゃぁ!」
先輩・・・ひとつだけ言わしてください!
「なに?」
ここにいること・・・教授には言わないでください!
「・・・」

無言で喫煙所から出て行った。
大丈夫、あの先輩なら言わないと思・・・

こつん、こつん、足跡がどんどん近づいてくる。
こつん、カッ!
足跡が研究室の喫煙所の目の前で止まった。
ガチャガチャ!!
ドアノブが乱暴に回される。
ギーと重いドアが開いていく・・・。

俺は駄目だと思った。その瞬間!

「あーさーくーらー!」

先生が吼えた!!!!!

続く・・・
なぜだ?
俺の家にかっちが居座っている。
あろうことか俺の恋人(パーソナルコンピュータ)をいじっているではないか!?

「ニーコニコ動画♪」

ふむ。起きた俺は寝ぼけながらこう言ってやったんだ!

「おっぱい!」

するとかっちはなぜか・・・
「俺も!!!!」

ふむ。いい感じである。
すると俺の携帯が轟音とともに鳴り出した。
もしもし?
「俺おれおれおれおれおれおれおれ!」

うん、どうした?
「暇ぁ、今から行くわ!」
うん。いい感じだ。
早速来たゆーやには特別右ストレートをくれてやった。

ちなみにかっちとゆーやは先輩で、社会人で、お盆だから暇なのである。

単位が無い俺にとって見たら社会人であること自体が妬ましいのであるが。

ゆーやが独り言を言い出す。
「ウィイレやろうぜ!!」

起動、ディスクを入れる、コントローラーを渡す。

「やっぱ、ゴルフいこーぜ!!!1,000円で回れるし!」
ゆーやがゴルフに行こうと俺とかっちを誘う。

「乗った!!」

俺とかっちがハモる。
俺のPS3は出番なく終了した・・・。


ゴルフ場では惨劇だった。
ひぐらしのなく頃に、俺たちはショートゴルフ場に立った。
若干俺22歳、かっち24歳、ゆーや25歳、初めてのコースであった。

「ぐはっ!!!!」
かっちが蠢いた。

「たりぃ!」
ゆーやが叫んだ!

「うわぁぁぁぁぁ!」
俺が絶叫した。

こうして俺の大切な、大切な夏休みの一日が終わろうとしている。
本来なら就職活動し、内定をもらい、髪の毛を茶髪にして、イケイケな感じになる筈なのに・・・。

先輩2人のせいで・・・、切羽詰っている、崖っぷちな大学生俺の一日が・・・。

誰か、この面白さの中にある絶望の無限ループの抜け方を、教えてください。
それが、ただひとつの願いです。
単位ください!!!!

ぐはっ!
僕は真夏(ニュースで見たら本日36.5度)の暑さで目が覚めた。

「なんて、気味の悪い夢だ・・・。単位くださいって・・・」

確かに僕は単位が危ない大学生(4年)である。
いや、リアルに。なので単位が無いので必死である。
「ぅぉ-ぃ」
遠くから叫び声が聞こえる・・・。
気のせいか?僕はマンションに住んでいるからまさか変な人が・・・

「うぉーい」

うわぁぁぁぁぁ!!?
僕の部屋の窓はいつも開いているのだが、そこには知り合いの顔が浮かび上がっている。

「なんまいだぶつ!なんまいだぶつ!!!」

すると窓に映る顔は僕に対し、こう言い放った。

「ひまーーーーー」

ふざけるなぁぁぁぁぁ!!こっちは夏休みといっても就職活動やテストの再試の手続きなど暇なんてないんじゃぁぁぁぁ!!!

「ひまーー」ぷぎゃーーーー

仕方なく俺は玄関のドアを開ける。中学からの友達で結婚しやがったルフィ(仮名)と奥さん&ベイビーが仲良さげに立っている。入れば?
まぁ、中学からの友達となればやることはただひとつ!ウィニングイレブンであろう。
俺はカメルーンを選ぶ。
すると
「えっ!?ちょ!!?なら俺ナイジェリアぁぁ」
訳がわからん。
妙なテンションで始めた結果俺の圧勝。申し訳ないぐらい圧勝。
現時点:12:30分。

昼飯へ。

俺の家の近くのすき屋(牛丼屋)へ。

ひまー

だぁぁぁぁぁ!俺は暇じゃないぃぃぃ!
そげんな暇があったら俺は大学に行き担当教員に頭下げて単位をもらいに行くんじゃぁぁぁ!

しばし沈黙。

後再起動。

結局時は流れルフィ(仮名)の実家に・・・。
そして晩飯を奢られる。

後・・・
ひまーー

・・・。

だぁぁぁぁぁ!俺は暇じゃないぃぃぃ!
そげな時間あったらリクナビ2010見て就職活動するんじゃぁぁぁぁ!!!!

時は流れ0.5パチンコなるパチンコ屋に向かう。
そこでルフィの奥さんが10連。

爆発、そして9箱積む・・・。

俺の・・・、俺の貴重な時間がぁぁぁぁ!!!!

そうして貴重な夏休みの一日が奪われていったのである。