Nicholas Sparks原作の小説を映画化した第三?段(Message in a bottle, The Notebook)。主人公はUS Army Special Forceに所属する好青年。休暇中のふるさとで運命の出会いを果たす。手紙のやりとりをしながら一年間の遠距離恋愛で愛を育むが、NY同時多発テロにより二人の運命は一変してしまう。

The Notebookに引き続き恋愛だけでなく、様々な病気や障害(アルツハイマーや自閉症)を軸に物語りは進む。一貫して舞台がNorth Carolinaなのもいい。

久しぶりに恋愛もので涙した。

前作に引き続き、心がほっと温まるそんな作品。こちらはLove Actuallyに似た感じで様々な登場人物が出てきて彼らがつながっていき、最後にはまぁるい円のように完成する。花屋さんを舞台にバレンタインデー当日の様々な人間模様が描かれていく。

主人公演じるアシュトン・クッチャーは思ったよりも全然イイ男を出している。ちょっと弱気だけど優しくて頼もしい。アメリカのラブコメには絶対に必要な条件だがそれを自然に表現できているところがグー。そのほかの俳優人も個性抜群でとっても楽しい作品だ。最後のジュリア・ロバーツはさすがの存在感。

実話をもとにしたヒューマンドラマ。最近はラブコメがメインなサンドラブロック主演で、この作品でゴールデングローブ賞も受賞。貧しい黒人の生徒をひょんなことから世話することになった白人ファミリー。彼はやがてアメリカでもトップに入るプロ・アメフト選手へと成長する。

アメリカにおける白人と黒人の格差がテーマ?と思いきや、それよりも大事な何かが見えてくる作品だ。主人公の男の子とファミリーの弟のやりとりが愛くるしい。久々に心がじんときた作品だった。