久しぶりに鉄の勉強 | 育ちのエッセンス

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久しぶりに分子栄養学の定期勉強会に参加してきました。
分子栄養学とは・・・
 「人間の身体はすべて食べ物から取り込まれた栄養素から成り立っており、
体内分子(栄養素)を本来あるべき正常な状態に整えることによって、自らの
自然治癒力を高め、病気の進行を防ぎ、症状を改善し、さらには病気の予防
もする」 これが分子整合栄養医学に基づいた栄養療法です。
  (姫野友美著 『心療内科に行く前に食事を変えなさい』 より)

3年ほど前、知人を通じて知り合った栄養カウンセラーさんの元で分子栄養学の基礎を学び始めました。
子供の成長と共に時間の調整が難しくなり、しばらく遠のいていたのですが、
「子供連れてきていいよ~」とのお言葉に甘え、今日久しぶりに5歳の息子同伴で参加させてもらいました。

今日の勉強は鉄と亜鉛。残念ながら娘の帰宅時間の関係で亜鉛は聞けなかったのですが、
鉄の部分をシェアしたいと思います。鉄は何度も勉強しているトピックですが、聞くたびに
気付きがあります。(どうしても時間が経つと忘れてしまうので・・・

そもそも貧血とは?一般的にいわれる貧血と分子栄養学のそれとは基準が違います。
貧血については以前書いたこちらの記事をどうぞ

鉄といえば?ひじき?プルーン?あおのり?これらの食品がよく挙がってきますよね。
私が妊娠中に受けた市の講座でも 「ひじきをたくさん食べましょう」 なんてことを言われました。
でもね。植物性の非ヘム鉄は、とっても吸収率が悪いんです。
含有量が多くても、吸収率は1~5%以下。
反面、動物性のヘム鉄の吸収率は10~30%といわれています。

100gの豚レバーに含まれている鉄分は13mgほど。
そこから吸収できる分(10%として)は1.3mgほどになります。
ひじきで換算すると100g中に鉄分は55mgですが、吸収率(1%として)をふまえると0.55mgになります。
有経の女性は月に30mgの鉄が必要で、平均1日1mgの鉄の摂取が必要になります。
毎日200gの乾燥ひじき・・・、ちょっと厳しいですよね
ちなみに妊婦さんは1日4mgの鉄が必要です。てことは毎日400gの乾燥ひじき!?
かといってレバーを毎日100g以上というのも考えもの。
というのは肝臓は毒物を処理する臓器なので、毒物が溜まっていると考えられるのです
毎日レバーは難しくても、ひじきやのりではなく赤身のお肉やあさり、煮干など吸収率を
踏まえて食べ物をちょっと意識するだけで鉄の摂取量は変わるはず。

そうそう、鉄欠乏は単にイライラする、偏頭痛がする、だけではないのですよ。
うつ病や神経症、子供に多い成長痛など貧血との関連が叫ばれています。
また、赤血球さんは非常に良くできた方らしく、白血球が処理したガン細胞を運ぶ機能も
あるらしいです。貧血だとこれも上手く機能しないため、運びきれないのだとか。怖いですね~

赤ちゃんと高齢者の造血能力の違いについてや、口から摂取している分に関しては過剰摂取に
ならない仕組みのことなど、まだまだ書き足りませんが長くなったので今日はこの辺で。
摂れているつもりで摂れていないのが栄養。
女子のみなさん、貧血が改善すると世界が変わりますよ

いつもお世話になっている栄養カウンセラーさんが本を出版されています。
アスリートのための、と書かれていますが とても内容が濃く、様々な栄養素の事が
詳しく書かれていて、私の教科書です

また、最初に引用させて頂いた本はこちらです。

最後までお読み頂きありがとうございます。

沖縄県内で一緒に勉強したい方は是非ご連絡ください