Keiseiの笛づくり | 朝霞太鼓 活動記録

朝霞太鼓 活動記録

石川県の朝霞太鼓です。
活動記録として。また、出会った人や自然の恵みに感謝し、日々の成長の記録を綴りたいと思います。

⑤Keiseiの笛作り5段階目です。笛の音階を決める穴あけ。一番緊張する・・・そして繊細さを必要とする作業です。少しでも穴の位置、大きさが違うとぜんぜん音が変わります。まず始めに歌口です。「歌口」とは文字通り歌(音)を出す穴です。たまに、音は笛の下の穴から出ると思っている人がいますが、息を吹き込んでいるこの歌口から出ているのです。
まず最初は、歌口だけをあけて筒音(全ての指穴をふさいだ時に出る音)を確認します。音を出しながら少しずつ穴を広げていきます。やすりで穴の形を整えます。
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歌口があいたら次は指穴です。篠笛は沢山の種類があります。というか1つとして同じものは作れないのですが、主にお祭りや和太鼓と一緒に奏でられるのが8本調子や7本調子といわれる篠笛です。こういった基本となる調子の指穴の位置については歌口からの長さとしてそれぞれ決まっています。穴径も同じく決まっているので測って下の(歌口から一番遠い)穴からあけていきます。
穴の径にはもちろん気をつけるんですが、指とのフィット感にも十分気をつけます。特に指との相性が悪いと空気が漏れてしまってなかなか良い音がでない・・・ただし穴と指のフィットについては、次の段階の仕上げ(塗装)の状態でも大きく左右されます。次はいよいよ仕上げです!
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