皆さん、こんばんわ。

今日の誰かの話は、松本雄二さん(東京都在住、54歳、研究職)からのお話です。

誰かの話の中では珍しい職業ですね。いったいどんな話なんでしょうか。

それではどうぞ

 

「皆さん初めまして松本雄二です。私は大学で研究を日々行っております。」

 

「今日は皆さんに何の話をしようかと思いますと、家族の温かさでございます」

 

「僕は昔から研究一筋の人間でした。ああ、何の研究に没頭しているのか簡単に言いますと、タイムマシンです。

こんな年ですが子供みたいな夢を持ってましてね。恐竜に会いに行きたいんですよ。」

 

「しかしご存じの通り、時空を超えるなんて簡単な事じゃなくてですね。何回も失敗はするわ、家には帰れないわで散々ですよ。

さらにはそれが原因で妻と息子に出てかれちゃってね、まったく情けないことにその時に気づいたんです。僕が研究に没頭できるのは家族に支えられていたからだったんだなってことに」

 

「家族には出てかれましたが、その甲斐があって一回だけ未来に行けるタイムマシンが完成しました。今日はその試運転日なんです」

 

「え?じゃあ今から恐竜の時代に行ってみるのかって?

まさか笑、20年前に戻って自分を殴り行くんですよ。もう研究やめて家族と過ごせって」

 

以上で、インタビューは終わりです。

その後、松本さんがどうなったか大学に問い合わせたんですが、時空研究については公にはあまりしてはいけないそうで教えていただけませんでした。が、このインタビューは特別に許可していただきました。

でもこの話聞いて、そういえば僕20年前川の近くで頬を腫らして土下座している男性を見かけたんですよね、あれってもしかして、、、

それでは、今回の誰かの話は以上となります。次はあなたの話を聞かせてください。ご応募お待ちしております。

では、また