JR北海道は23日、札幌と上野を結ぶ寝台特急「北斗星」の4月以降の運転計画を発表した。定期運行は3月13日の上野発で終わるが、その後も週3回ほどのペースで上下各56本を臨時運行する。上野発は8月21日、札幌発は同22日の運行を最後に、機関車が青い寝台車を引っ張るブルートレインは姿を消す。

 北斗星は1988年、青函トンネル開通に合わせて開業。来春開業する北海道新幹線が、青函トンネルを含む区間で貨物列車と線路を共用することから、訓練運転に必要なダイヤ間隔を確保することなどが難しく、廃止が決まった。

 一方、札幌と青森を結ぶ夜行急行「はまなす」は、札幌発の上り列車の運行時刻を変更する。函館駅の停車時間を約30分延ばし、青函トンネルに入る時刻を遅くすることで、新幹線の訓練運転の時間を確保する。