JR旅客6社は20日、3月1日~6月30日に運転する「春の臨時列車運行計画」を発表した。新幹線と在来線特急は前年比5%減の1万1197本を増発、利用客は東日本大震災の反動で同19%増の5092万人と一昨年並みに回復すると予想している。3連休と4連休のゴールデンウイーク期間(4月27日~5月6日)は同17%増の2489本を運転、同20%増の518万人の利用を見込んでいる。全期間を通して新幹線は東海道・山陽・九州が4%減の3358本、東北・上越・長野は同3%減の1879本、在来線特急が7%減の5960本で、定期列車を含む総運転本数は前年並みの29万767本となる。
東北新幹線はゴールデンウイークに世界遺産に登録された平泉観光向けの一ノ関停車を増やし、東北本線では専用列車を臨時運行するほか、全国の行楽地でSL(蒸気機関車)やトロッコ列車を走らせる。