受験シーズン真っただ中！！

中学入試、高校入試は佳境を迎え、大学入試はもうちょっと続きますがトンネルの先が見えてきましたね

親ができることはあまりないですが（しかも、大きくなればなるほど）

やはり気をもむし、気になるし、気ぜわしいし…

何よりも、体調を気遣いますね

プレッシャーを与えすぎてもダメだし、本人を信じてマルッと任せることも

ちょっと懸念があるしで、ついつい声をかけてしまいます

東大に合格した方の多くは、「子どもの頃から自主性に任せてもらえて

勉強のことは言われたことがない」と感じているそうです

何も言わなくても自己管理ができているのであれば、親だってわざわざ小言なんて

言いたくないですよね

自己管理ができる子どもになるには、どのように育てればいいのか

どのようにすれば自律心が育つのか

「こうすれば育ちます！！」なんて、特別な方法はないと思います

子どもによるからです

個性、性格、気質、生育環境

みんな違うのですから、「こうすれば育ちます！！」は一般論ですね

それでも、ちょっとでもうちの子に合っているなら！

少しは育つかも！みんなはどんな風にしてるのかな？と

学ぶのも親の愛情の表れですよね

「今度こそやってくれるはず」

と思っても、裏切られていくのが親子

私もその連続です

子どもには“敏感期”という

特定の能力が特に著しい成長を遂げる期間があります

言語や運動、思考、情緒など、子どもたちが「やりたい」ときに

充分にやらせてあげられることが理想です

本能的、無意識に取り組むことで、やがてそれが個人の本質として

根付いてゆきます

リトミックを指導していた時は、モンテッソーリ教育の考えも取り入れて

いましたので、敏感期に合わせたカリキュラムに合わせて、その時の

子どもたちの反応や興味の対象などに臨機応変に対応してレッスンを

していました

「やりたい」ことを自分で切り上げるまでやらせてあげることは

なかなか容易ではありません

特に現代では、親や養育者が時間に追われてそばにいる事が難しいです

時間や回数を決めて区切りをつけたり、もう少し平易なことに興味を

誘ったりして、切り上げさせてしまうことが多いのではないでしょうか

「やりたい」ことを心行くまで、存分にやりつくすことができれば

自律心も自然と育っていくのでしょう

それが十分にできなくても、子どもたちはちゃんと必要な能力と

思考を身に着けて、それぞれの集団のなかで生活を送っています

それは、本当にすごいことですよね！！

親御さんや養育者の方の愛情が、ちゃんと伝わって育ち

自分のかなの葛藤と闘いながら成長してきたのです

子どもは親の喜んでいる姿や、笑っている顔、褒めてもらうのは

とても嬉しく、大好きです子どもに限りませんね

ときに、親や養育者が放った冷たい言葉や態度が

心に深く刺さり、大きくなってからも

その言葉や態度に捉われて、自分を律しすぎたり

戒めたりして、生きづらさを感じることがあります

ほとんどが無意識のうちにその人の性格だと

認識して成長し、人間関係でトラブルを抱えて

カウンセリングを受ける中でわかることがあります

小さいころに両親の言い争いをずっと見てきたり

期待をかけられすぎて「こうあるべき」「～だね」など

厳しい制限や禁止の言葉を言われてきたり

自分の本当の気持ちを言えずに、ずっと飲み込んで育って

きたり

昭和世代は特に、男尊女卑、上下関係の世界にあったので

理不尽と思えることがたくさんあったかもしれません

平成、令和となった今では、お子さんの思いを受け止めて

いっしょに感じ、いっしょに考える、話し合える時間を

持って過ごしたいものです

ちなみに…

モンテッソーリ教育では、小さい子でもお料理で刃物を使ったり

はさみでモノを切ることも「やりたい」子どもには

やってもらっています

それは、できる環境を用意しているからやれるのです

小さい子でも使いやす大きさであったり、やり方を丁寧に

見せ、教えたり、そばにいていつでも援助できるように

しています

もちろん、子ども用のプラスチックの切れが悪い刃物や

プラスチックの割れないお皿は使いません